Stevenson Overall Co.デザイナーの多賀谷さんが選ぶ、俺視点の古着やアンティークたち。Vol.09

ヴィンテージやアンティークと呼ばれるアイテムは、現代のプロダクツでは味わうことができない雰囲気だけでなく、まだ技術が未熟だった時代のクラフト感やマシンメイドではない時代ならではの魅力や年月が生み出した風合いがある。

いわゆるアンティークの世界では、いろいろなカテゴリーで価値基準がある程度確立されてはいるけれど、そんな世間のものさしではチョイスしないのがデザイナーの性分。

新しいモノでも旧いモノでも、自分目線のものさしを大事にしているスティーブンソンオーバーオールのデザイナーである多賀谷さん。彼の古着やアンティークの選び方は、一般的な価値ではない、その独特な審美眼も含めて参考になる。

多賀谷強守さん|機能服として生まれたヴィンテージのワークウエアやミリタリーウエアに、もしデザイナーが存在していたらという世界観をプロダクツに落とし込むStevenson Overall Co.のデザイナー。独特なセンスと縫製仕様にまでこだわりを持ったアイテムたちは、日本のみならず世界でも高い評価を受けている。http://www.soc-la.com

瞬間的なインスピレーションを大事にしたもの選び。

Vintage Blanket Coat 

何年かぶりに下北沢に行ったときに立ち寄った古着店でガラスケースのなかに飾ってあったブランケットコート。柄のデザインから配色まですべてがすばらしい。じつは試着してみたところ、サイズ自体は小さかったけど、もうこの柄に二度と出 会えないかもしれないと思って購入。一期一会の出会いは逃したくない

Tie-dye Scarf 

ロサンジェルスに住んでいたころに出会ったタイダイ染めアーティ ストであるドミニク・デヴィータ。そんな彼に2~3年前に偶然現地で再会し、購入した彼の作品がこれ。シルクに計算されて染められた柄が秀逸。小金持ちのおばさんとおしゃれのギリギリ紙 一重なところがポイント。ヴィンテージではないけど、ある意味レベルの高いアイテムなのでノミネート

Late ’50s–Early ’60s Nylon Riders Jacket 

取り引きのあった新潟の古着店にHTCのジップ・スティーブンソン氏といっしょに行ったときに見つけた1着。ハリのある高密度のナイロンのボディにムートンのボア。 付けられたTALONジッパーから推測すると’50年代後半から’60年代初頭のものかと。実はほぼデッドストックという状態だったので、手には入れたけどもったいなくてあまり着ていない

Kids Anorak Parka 

中目黒にある古着店「Hallelu」のインスタに出ていたフランス製ステンカラーコートが気に なって来店。オーナーの加瀬氏と話していたら、実は以前に会ったことがあると聞き、すっかりそのことを憶えていなかったというオチ。そんな話をしていたときにショップの壁にかかっていたキッズサイズのアノラックパーカを発見。おそらく東欧モノかと。すばらしいセレクトのショップであった

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ラーメン小池
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ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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