世界中からも注目の日本の盆栽。「スティーブンソン・オーバーオールズ」多賀谷さんも熱狂中。

かつてはアメリカで暮らしたスティーブンソン・オーバーオールズのオーナー、多賀谷強守氏。スティーブンソン・オーバーオールズは海外でも絶大な人気を誇るブランドだけに、多賀谷氏の国際感覚は人一倍。世界を知ったことで、一層、日本古来の文化にも熱狂することになったという多賀谷氏の趣味のひとつに、日本が世界に誇る文化、盆栽があった。

100年以上の樹齢と年に一度の花盛り。

多賀谷氏が案内してくれたのは東京・江戸川区にある春花園BONSAI美術館。息を飲むほどの見事な盆栽、その数は膨大。美術館でありながら、盆栽教室もあれば、盆栽の購入もできる。

「サンシュウの盆栽がそろそろ植え替えのタイミングなので、今日はそれを持ってきました」

樹齢は100年以上の盆栽のヴィンテージ

多賀谷氏のクルマの荷室から運び出されたのは蕾がほころび始めた盆栽だった。

「樹齢は100年以上、ヴィンテージです。毎年、春になると黄色い花を咲かせる。一年に一度だけ。それを100年も続けてきたって考えると、この時期は気分が高揚するんです」

世界各地を飛び回ってきた多賀谷氏だからこそ、日本の四季折々の魅力に、心を動かされる。盆栽は長い年月をかけて、育てられ、作品になっていく。育てると言っても、大きくならないよう、そして美しい枝ぶりになるよう丹念に剪定される。日本固有の芸術文化である。

「枝ぶりが一番だけど、それだけじゃない。どんな鉢を合わせるか、どこに飾るか、この一鉢から様々な楽しみが生まれます。いま、盆栽を飾るために、オフィスに床の間を作ることも計画しています」

世界中から多くの観光客が訪れる盆栽の美術館。

SANSHUU BONSAI SHUNKAEN BONSAI MUSEUM

数々の品評会で最高評価を受賞してきた名人・小林國雄氏が開いた東京都江戸川区の春花園BONSAI美術館。国内外を問わず多くの観光客が訪れる。教場では数多くの弟子たちが盆栽技術を学び、実践している。

中には海外からわざわざ学びに来た弟子の姿も。

【DATA】
春花園BONSAI美術館
http://www.kunio-kobayashi.com/

(出典/「CLUTCH2023年6月号 Vol.91」)

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