縁が縁を生み、その証しとして完成したオリジナルグラフィックが目を引くX350

もともと街中で気軽に走り回れるモデルとして、十分なパフォーマンスをもっているX350。それ故、パフォーマンスアップよりもブランドのデモ車的に見栄えが高められた一台。そして、何よりオーナーの活動が興味深い。

さまざまな思惑の一つとして作られたデモ車的なマシン

先日生産終了がアナウンスされたばかりとはいえ「ハーレーダビッドソンX350」は、排気量353㏄で普通二輪免許で乗ることができ、スタイルもトラッカータイプとハーレーの中では個性的かつ魅力的な存在。それを縁あって手に入れたのは、国産ジーンズ発祥の地であり、デニムの聖地として知られる岡山県倉敷市児島にて、生地作りから自社工場で手がけるこだわりのアパレルブランド「Graphzero(グラフゼロ)」の代表、鈴木さんだ。

「50歳を超えたらハーレーに乗りたいと若いころからずっと思っていて、その思惑通りに50歳を超えてから免許を取って『ファットボーイ』を手に入れたんですが、それをキッカケにバイクが増え出しちゃっています」

購入したのは中国地方を中心にハーレーディーラー数店舗を展開する「バルコムモータース」。それが縁で現在同社と組み、数年かけて岡山、福山、広島、松山の4店舗それぞれとコラボアイテムを作る企画をスタートした。

「各店舗の創業祭に合わせて、毎年大人のハーレー乗りに似合うアパレルを増やしていこうと計画中です。昨年12月に岡山、今年2月に福山の創業祭があり、そこでそれぞれの土地柄をデザインに落とし込んだコーチジャケットを用意しました。現在9月の広島に向けて、デザインを詰めています」

と鈴木さんが話すように、次々と店舗ごとのアイテムが生まれていて、ゆくゆくはそれらを着て「ブルースカイヘブン」に行くことまでをもくろんでいるとか。それが実現されれば、かなりのインパクトを与えてくれそうだ。

また、創業祭の時に倉敷を拠点にカスタムペイント・レタリング、手描きのデザインの提案をしている「ジェットレンチ アートスタジオ」と出会って意気投合したことで、このX350のカスタムペイントが実現したという。

鈴木さんの中には、まだまだハーレーシーンを面白くしようというプランがあるとのこと。ハーレー乗りならGraphzeroの今後を要チェックだ。

車体全体にステッチを模したラインが入っていたり、デニムをイメージさせるデザインが施され、タンクは右サイドにブランド名、左サイドに“DENIM WORKERS”の文字が入る。また、上面にはミシンのイラストが入るなどかなり凝ったデザインになっている。手がけたのはジェットレンチ アートスタジオ。特にパーツの変更はしていないが、パッと見た時のインパクトはかなり大きい。

オーナーの鈴木さんは、ファットボーイも所有する。こちらにもジェットレンチ アートスタジオによるペイントがリアまわりに施されているのだが、今後さらに手を入れていく予定とのこと。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年8月号」)

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ハーレー好きのためのマガジン

ブランドとしての知名度が高く、独自のアパレルにもファンが多いハーレーダビッドソンは、バイクにあまり馴染みのない『ごく普通の人』にも大変な人気を博しています。バイクの知識がない人はもちろん、今日ハーレーのことが気になり始めた人、そしていまハーレーが好きで好きで仕方ない人たちも満足のいく情報を詰め込んだ雑誌が『クラブハーレー』です。
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