3ページ目 - いまが買いドキ!? ちょい旧ハーレー調査隊が、今月は「FLSTFファットボーイ」を調査!

【調査報告④】FLSTFBは何が違う!?

2010年にラインアップに加わった「FLSTFBファットボーイロー」。真っ黒い外装が目を引くが、従来のファットボーイとは何が違うのかといえば、シート高にある。ローダウンサスと独自のシートにより荷重時のシート高が25㎜下げられているのだ。また専用ハンドルによりファットボーイとは異なるポジションも実現。しかし、2012年からはハンドルとシートともに共通品となった。

2010 FLSTFB ファットボーイロー

【調査報告⑤】Ⅱ型は細かなモデルチェンジが行われた

大別して3世代あるファットボーイだが、中でも2007年から2017年までラインアップされていたⅡ型は、年を追うごとに仕様変更が行われている。エンジンの排気量アップという大きな変更点以外にも、2007年
から導入されたインジェクションのバージョンアップというべき変更や、ABSの装備など、バイクを取り巻く環境や規制の変化に伴った変更もある。ここに紹介しているものがそのすべてではないが、中古車を購入するうえで、押さえておきたい重要な変更点を紹介しよう。

2011年にABSを装備

フロントとリアにそれぞれ独立したABS(アンチロックブレーキシステム)油圧制御ユニットが装備された。そのほかにも、この年にBCM(ボディコントロールモジュール)を採用し、それまでのヒューズやリレーがこれに置き換わった。加えて配線が細くなったことで多くのハーネスが簡素化され、シンプルになっている。

リア
フロント

2012年にポジションを変更

ハンドルとシートが変更されライディングポジションが見直された。それまでFLSTFとFLSTFBにはそれぞれ独自のハンドルとシートが採用されていたが、この年から共通品になっている。以前はグリップ位置が手前にプルバックしていたが、若干低く、狭いハンドルに。シートは足つき性に優れたタイプに変更を受けている。

〜2011
2012~

2015年にブレーキを一新!

マスターシリンダーはもちろん、新設計のキャリパーとフローティングタイプのローターを採用してフロントブレーキを一新。ブレーキを最大にかけた状態でレバーを握るチカラを40%も軽減した。これによってチカラを込めずにブレーキを操作可能になり、繊細なコントロールができるようになった。

2016年に電子スロットルを採用

103エンジンを搭載した2016年モデルから、昔ながらのワイヤー式のスロットルではなく、スロットルスリーブ内のセンサーで開度を検知し、スロットルバルブを電動モーターで制御する電子スロットルが採用された。これによってハンドルまわりのケーブルが減り、スッキリした印象になったこともポイントだ。

【調査報告⑥】ツインカム110搭載のスペシャルバージョンもある

排気量1801㏄という最強エンジン「ツインカム110」を搭載し2016年にデビューしたのが「ファットボーイS」だ。これはFLSTFBをベースに、すべてブラックのエンジンにしたことでさらにダークに仕上げたモデル。最大トルク129Nmを発揮するツインカム110エンジンによって、走りはまったくの別物である。

2016ファットボーイS

調査結果

長く販売され続けている人気車種だけに流通数は多いが、原型をとどめていないカスタムも少なくない。価格の平均は世代ごとに異なり、エボリューションが約203万円、TC88が約155万円、TC96が約146万円、TC103が約164万円で推移。安い個体は2ケタ万円台から見つかるが、状態に難アリなケースがあるのでビギナーは注意。カスタムの内容によって値段が変動する点にも注目。

プレミア度:★★☆☆☆
お買い得度:★★★☆☆
審美眼必要度:★★★★☆

(出典/「CLUB HARLEY 2025年8月号」)

この記事を書いた人
ポイズン雨宮
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ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
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