2ページ目 - いまが買いドキ!? ちょい旧ハーレー調査隊が、今月は「FLSTFファットボーイ」を調査!

【調査報告②】旧さと新しさをミックス! 斬新なファットボーイが登場

1986年にFLSTヘリテイジソフテイルが登場して以来、前後16インチホイールにフルスカートフェンダーという伝統的な純正スタイルが人気を博したが、1990年にデビューした「FLSTFファットボーイ」は、単なる旧車風ではなく完全に一歩先行く斬新なモデルだった。前後の16インチホイールには、当時は珍しかったディッシュホイールを採用。

そしてショットガンスタイルのマフラー、さらに初期モデルは戦闘機をモチーフにシルバーの外装とフレーム、そしてエンジンまわりにはイエローのストライプを加えるなど伝統のシルエットを守りつつも、迫力あるファクトリーカスタムに仕上げたのだ。

さらに1992年に公開された映画『ターミネーター2』の中でアーノルド・シュワルツェネッガーがファットボーイにまたがったことで、世界的な人気を巻き起こしたのである。

デザインを手がけたのはウィリーG!

「FXSローライダー」や「XLCR」など、数々の名車をデザインしたことで知られる巨匠ウィリーGがファットボーイをデザイン。当時のカスタムシーンの流行を考慮しつつ、未来的なデザインを前後16インチホイールという往年のスタイルに落とし込んだ。

【調査報告③】各年代のモデルでたくさんの違いがある!

1990年に登場して以来、現在までラインアップされ続けているファットボーイ。大きく分けて3種類、さらにその中でも年代ごとにさまざまな違いがある。デビューから2006年までのⅠ型には「エボリューション」と「ツインカム」の2種類のエンジンが存在する。2007年から17年までのⅡ型は、エンジンはツインカム1種類のみだが排気量に違いがあるので要チェック。さらに、2018年からのⅢ型は、「ミルウォーキーエイト」エンジンが搭載されたほか、フレームや足まわり、そしてデザインなど大きな違いがある。

1990〜2006【Ⅰ型】フォルムを守りつつエンジンをグレードアップ

Ⅰ型最大の特徴は、エボリューションとツインカムという2種類のエンジンがあること。ソフテイルに搭載されているツインカムは、不快な振動を打ち消すバランサーを備えているが、エボリューションはそれがないぶん、その鼓動感はかなりダイレクトだ。また、「とにかく重い!」といわれていたクラッチは、2006年モデルで見直され、従来と比較して24%軽くなっていることも見逃せないポイント。

タイヤサイズ(リア)
MT90B-16(1990〜02)
※130/90-16相当
150/80B16(2003〜06)

タイヤサイズ(フロント)
MT90B-16

搭載エンジン

【1990〜99モデル】エボリューション(1340㏄)
キャブレター(燃料供給方式)
5速ミッション

【2000〜06モデル】ツインカム88(1450㏄)
キャブレター(燃料供給方式/FLSTF)
インジェクション(燃料供給方式/FLSTFI、2002 ~)
5速ミッション

2007〜2017【Ⅱ型】インジェクション化に伴ってフルモデルチェンジ!

2007年に登場したⅡ型は、排気量が大きなツインカム96エンジンになり、全車インジェクション化されたこと以外にも、ハーレーの伝統的サイズだった前後16インチホイールを17インチへと大径化。それに伴ってリアタイヤも200㎜のワイドサイズへと変更を受けた。さらに1・1/4インチのファットバーの採用や、フロントのナセルカバーとフェンダーもデザイン変更を受けている。

タイヤサイズ(リア)
200/55R17

タイヤサイズ(フロント)
140/75R17

搭載エンジン

【2007〜15モデル】ツインカム96(1585㏄)
インジェクション(燃料供給方式)
6速ミッション

【2016 〜17モデル】ツインカム103(1689㏄)
インジェクション(燃料供給方式)
6速ミッション

2018〜【Ⅲ型】エンジンとフレームを一新して生まれ変わった現行モデル

それまでのソフテイルとダイナを統合し、まったく新しいモデルに生まれ変わった現行型。リジッドのようなソフテイルらしいシルエットを踏襲しつつも、パーツ構成や設計を見直したことで大幅な軽量化を実現した新型フレームを採用。エンジンも環境性能を考慮したミルウォーキーエイトへと世代交代を果たした。加えて前後に極太タイヤを装備するなど、よりモダンなデザインに進化している。

タイヤサイズ(リア)
240/40R18

タイヤサイズ(フロント)
160/60R18

搭載エンジン

【2018〜19モデル】ミルウォーキーエイト107( 1745㏄)
インジェクション(燃料供給方式)
6速ミッション

【2018モデル〜】ミルウォーキーエイト114(1868㏄)
インジェクション(燃料供給方式)
6速ミッション

この記事を書いた人
ポイズン雨宮
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ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
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