ショベルヘッドだからこそ面白い一台に仕上がる
大胆かつ繊細なメタルワークを得意とする「フェイテック」は現在、ショベルをメインに展開。ショーモデル級のカスタムも、すべてショベルだ。
「個人的にアーリーショベルが好きなんです。ハーレーがAMFに買収された69年以降、いろいろな国の部品がミックスしちゃいますよね。アーリーは最後の〝リアルアメリカ〟だと思います。乗り味もパン以前のモデルよりパンチがあるし、エボ以降は鼓動感が硬くなってしまうけど、ショベルは旧車的で柔らかい。これで軽量なチョッパーを作ると、滅茶苦茶走るようになるんですよ」

“MIGHTY ROAR”
「Gasser(ギャッサー)」と呼ばれるホットロッド味あふれる1960年代のドラッグレーサーやポップアートを好むオーナーに合わせて、その世界観からそのまま飛び出してきたようなチョッパーに仕上げた。
当然ながらスイングアームもワンオフ。本体を下からリジッドバーで支えることで、スッキリしたリアまわりを実現。
渡辺さんが目指すシルエットを実現するべくフレームは純正ラグのみを残して、ほかをワンオフで製作した。ニッケルメッキの表情もクール。
Gasserのエアスクープのようなファンネルを製作。エンジンは純正ケースにTruett&osborn製鋳造クランク、S&S製シリンダーとヘッドを使って1520㏄化。
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