実際に所有したいと思える、熱くなるハーレーたち

皆さんは初めてハーレーに乗ったときのことを覚えているだろうか? 私は大学生のころ、友人が所有していた「FXSTCソフテイル カスタム(エボリューション)」に乗らせてもらったのがハーレーとのファーストコンタクト。

所有しているだけで嬉しくなるヤツが理想

そのときの印象は、身体の芯にまで響くドコドコ感、そしてバイクというより、何か別な乗り物にチョコンと座っているかのような〝一体感のなさ〟が強烈で、「これもバイクなの⁉」と、別な意味で衝撃を受けた。いま思えばフロント21インチ径のホイールもその独特な操縦性に拍車をかけていた気がする。だが、そんな私もなぜか縁あってハーレー専門誌の編集者となり、もう20年が経つ。おかげでカスタムも含め、本当にいろいろなハーレーに乗らせていただく機会に恵まれた。というワケで、先月号のこのページで触れた私の愛車のシート張り替えは完成まで少し時間がかかりそうだし、あくまでもノーマル車を基準に、あれは面白いかったなぁ、実際に所有してもハマるかもなぁ……というモデルを羅列してみることにした。

実際に買うならどれ⁉ と聞かれたら迷ってしまうし、私のお財布事情とも密接に関わってくるのでアレだが、第一候補は「エボリューション」のソフテイル。絶版モデルが軒並みプレミア価格になってしまう昨今、まだそれほど価格が上昇していないエボは金額的にもいまがラストチャンスな気がするし、リジッドマウントのフレームでバランサーのないVツインエンジンは乗っても飽きそうにないと思うからだ。

とはいえ、エボも安くはない。最も現実的な線で考えると「FXDLダイナ ローライダー」あたり。「S」の中古は結構お値段が高そうというのもあるけれど、ベーシックなローライダーがもつ、あの普通っぽさも捨てがたい。ヘンテコに感じたキャストホイールも、いま見ると不思議と何も気にならない。唯一ノーマルのライザーまわりの処理は好みではないけど、ハンドリングは自分にこのうえなくフィットしていた気がする。見た目の不満はカスタムでどうとでもなるだろうし、現実的にはツインカムのローライダーあたりが濃厚かな~。

お金に糸目をつけないなら現行モデルの「ローライダーS」もいい。ノーマル状態で既にイジる必要を感じないほど完成していると思う。2025年モデルに関してはわからないが、24年モデルに乗った印象はそんな感じだった。「ミルウォーキーエイト」でいえば「ストリートボブ114」もバランスがよくて好み。どれも買う余裕なんてないんスけどね(涙)。

2017 ローライダーS

ダイナで刺激的だったのが110エンジンのコレ。アクセルをガバッと開けたら、とんでもなくスピードが出るし、足まわりもいいからつい攻めてしまう(苦笑)。

2011 FXDLダイナ ローライダー

ハッキリ言って、この時代のローライダーのハンドリングは素晴らしいと思う。視線を向けるだけで曲がれる感じで、乗り手との一体感がとても強い。ステップをガリガリ擦ってもまったく恐怖を感じない。いまなら中古が安そうだし狙い目か!?

2017 ソフテイル スリム

もともと乗り味のクセが強いソフテイルだけど、前後16インチで細いリアタイヤのコレは操縦性が素直でカーブで粘ることがなく乗りやすい。トルクが増した103エンジンでエキサイティングな走りもできるし、何といっても見た目がいい。

2024 ストリートボブ114

シンプルな装備のおかげで軽い車体、そして太すぎない後輪によるニュートラルな操縦性、そしてほどほどにトルクフルな114エンジンの組み合わせで、乗ったフィーリングは現行モデルの中で最も好み。ヒラヒラ走る感覚は楽しい。

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ポイズン雨宮
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真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
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