「アディダス」のタグの変遷とアイコニックな3本ラインの変化

ドイツのクラフトマンシップをルーツに持つ「アディダス」。アイコニックな意匠と機能美を兼ね備え、世界中の人々を魅了してきた。この記事では「アディダス」のタグの変遷とアイコニックな3本ラインの変化を紹介する。

タグの変遷

【70s後期~80s初期】青タグ

60sのトレフォイル無し“adidas”タグから、トレフォイルロゴと®が追加されたタグへ移行。この青タグ期は初期アディダスヴィンテージの象徴。

【80s初期〜80s中期】トレフォイルタグ

80年代に入るとトレフォイルロゴがメインに。万国旗サイズ表記を統合した仕様へ変更される。後年は国旗数が多いバリエーションも存在する。

【80s中期〜90s初期】シルバータグ

シルバーの濃淡でロゴを表現したタグ。横長で“adidas”の文字のみのタグも存在する。古着市場で人気が高く、アイテム数も豊富な時代である。

【80s後期〜90s初期】黒タグ

シルバータグ後期と併用されていたと推測される黒タグ。万国旗サイズ表記が下に付くタイプも存在し、移行期特有の仕様が見られる。

【90s初期〜90s後期】パフォーマンスタグ

1990年より採用。シューズのスリーストライプスを象徴したパフォーマンスロゴ。ブルーを中心に、グリーンやシルバーなども展開された。

アイコニックな3本ラインは新しくなるとラインが離れる

【〜80s後期まで】

トラックジャケットやパンツなどのスリーストライプスは、1本のニットテープに3本のラインが織り込まれていた仕様が基本だった。

【80s後期以降】

90s前後からは1本ずつ縫い付けて3本ラインを構成する。一部アイテムではその後再び1本テープ仕様へ戻るなど、時代ごとの変遷も興味深い。

旧いジャージはプリントがフロッキー

胸の“アディダス”ロゴは刺繍やパッチが主流だが、70s後期〜80s初期にはフロッキープリント仕様も存在し、その質感が魅力的。

(出典/「2nd 2025年12月号 Vol.215」)

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原田学
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原田学

断然古着主義

1972年京都府生まれ。『2nd』『Lightning』『CLUTCH』 を支えるスタイリスト。『2nd』での連載は通算200回を超え、現代の古着市場のリアルな声を反映したスタイリングには定評がある。ヴィンテージやアンティークへの深い知識を持ち、素材や背景を理解したコーディネートにファンも多い。自らの“好き“を詰め込んだ私的アーカイブ『the SUKIMONO BOOK』は、ファッション業界内でも愛読者の多い。
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