ジーンズ界の重鎮「リゾルト」デザイナー・林さんが流英国×アイビーのMIXスタイル

ミックススタイル巧者が体現するそれぞれのブリティッシュアイビー。ブリティッシュとアイビー……。異なるスタイルをミックスする上で大切なのはアイテム選びとそのバランスに尽きる。「リゾルト」デザイナー・林芳亨さんはジーンズ業界の重鎮。ジーンズに限らず、洋服や靴への深い愛情を感じるスタイリッシュなスタイリングに、傾倒する熱狂的なファンも多い。そんな林さんが考えるブリティッシュアイビースタイルと愛用品を見せてもらった。

アイビーと英国アイテムのミックスはルーツを考えれば自然なこと

「リゾルト」デザイナー・林芳亨さん|ドゥニームのデザイナーとして活躍した後、2010年に「リゾルト」をスタートさせたジーンズ業界の重鎮。ジーンズに限らず、洋服や靴への深い愛情を感じるスタイリッシュなスタイリングに、傾倒する熱狂的なファンも多い

最近購入したという「グレンフェル」のバルカラーコートを中心としたコーディネイトを見せてくれた林さん。

「アイビーはアメリカの代表的なスタイルですが、あくまでもイギリスのメンズファッションを手本に作り上げたスタイルなんとちゃうかな。アイビーではネイビーブレザーに革靴が定番やけど、ツイードのブレザーを着ていても、スウェードのチャッカブーツを履いていてもアイビーになる。

これらは元々はイギリスのものやけど、アメリカ人の捉え方が異なった結果、イギリスのアイテムを手本にしながら作りだされたのが紺ブレやアメリカの革靴なんやと思います。当時の写真を見ていてもイギリスものを取り入れている写真もあるくらいやから、東海岸とイギリスの距離も近い分、手に入りやすかったんとちゃうかな。

アイテムのルーツを考えれば、アイビースタイルを表現するうえでイギリスのプロダクトを取り入れると言うのは、極めて自然なことやと思いますね」

マフラーはコートの中に巻かず、襟の下にくぐらせて着用。「以前の2nd誌のイギリス特集のモデルさんがこうやってたから、それをマネて(笑)」
コートの下には赤いシェットランドニットを着用。「シャツを着ずに1枚でも温かいし、軽いし、発色も良いから冬場は重宝します」

ブリティッシュアイビースタイルに欠かせない愛用品

クラシカルなだけでなく機能性も兼ね備えた逸品|「ブレディー」のメッセンジャーバッグ

背面に取り外しのできるウエストベルトが付属するレアなメッセンジャー仕様。ざっくりと荷物が入れられる大容量のサイズ感と、バックル留め仕様のフロントストラップがクラシカルな印象

長年愛用し続ける極上のニットマフラー|「ジョンスメドレー」のボーダーマフラー

15年以上愛用しているというジョンスメドレーのハイゲージニットマフラー。直接肌に当たってもチクチクせず、巻いた時の長さもやや短めなのが、林さんが気に入っているポイントなのだとか

自己流の加工が生み出した柔らかく自然な風合い|「グレンフェル」のバルカラーコート

新品状態のものにお湯をかけて、3週間ベランダで雨ざらしにして放置。元はハリのある生地だが、自然なシワやパッカリングが生まれ、まるで何年も着続けているような雰囲気を作り出している

(出典/「2nd 2024年1月号 Vol.201」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

Pick Up おすすめ記事

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。