プレッピースタイルに欠かせないアイテム11選。これさえ持って入ればアナタもプレッピー。

プレッピーはアイビーリーグ8校などの著名大学に入るための予備校に通う生徒たちやそのライフスタイル、服装を指す。親や同輩から基本的な原則を学ぶプレッピーたち。ファッションに欠かせないプロダクトは、共通認識として自然に身についていった。これらのプロダクトには、いくつかの必要な要素がある。保守的(クラシック)であること、清潔感、実用性、ディテールへのこだわり、天然繊維、スポーティなルック、独特な色感覚など。そんなプレッピールックの必需品11アイテムを詳しく見ていこう。

1.3つボタンの段返りブレザー

ワードローブに取り入れるべき、最も基本となるアイテム。もし1着しかジャケットを持たないのであれば、ネイビーブレザーを選ぶべき。まず、3つボタンであることは絶対条件。ジャストサイズではなく、ややスポーティな着やすくゆったりとしたシルエットで、ナチュラルショルダー。ポケットはまっすぐでフラップが付いているのがベスト。基本的にはダブルではなくシングルを選ぶべきだろう。素材は冬用であれば、フランネル地。夏用としてはホップサックがおすすめ。ボタンはもちろんゴールドで、紋章(本物の英国連隊の紋章がベスト)、もしくはモノグラムが入っているものが理想だ。4万2900円/ヴァン(ヴァンヂャケットTEL03-5829-9005)

2.チノパンツ

パンツのシルエットは、テーパード・フレアいずれも好まれず、ストレートで。また、とにかくプレッピーたちがこだわるのは裾をダブルにすること。厳密に言えば、幅は1.25インチ(3.175センチメートル)が理想だ。色はカーキ(現代ではベージュという呼び方のほうが一般的だが)、100%綿である必要がある。穿き込んだり洗濯していくうちに、柔らかく経年していく。プレッピーはそれが好きなのだ。2万3100円/J.プレス オリジナルス(J.プレス & サンズ 青山TEL03-6805-1315)

3.ボタンダウンのシャツ

クラシックなシャツと言えば、オックスフォードのボタンダウン。プレッピーならピンクはマスト、そのほかイエローとブルー、ホワイトを何着か持っておく必要がある。無地はもちろんだが、キャンディストライプは特にプレップスクールで好まれる柄。シルエットはゆったりめのものがいいだろう。ビジネス用としてブロードのシャツも持っておけば完璧。【上】上から2万9700円、2万8600円、3万3000円、2万8600円/インディビジュアライズドシャツ(ユーソニアン グッズ ストアTEL03-5410-1776) 【下】1万120円/バギー(メインTEL03-3264-3738)

4.エンブロイダリーのアイテム

刺繍が入ったエンブロイダリーのアイテム、特にパンツは非常にプレッピー的として愛されている。必須ではないが1本は持っておくべき。チノパンツであれば、ディテールは「チノパンツ」の項目で前述したものと同様であるべきだ。ほかにもコーデュロイやポプリンなどの素材のものがある。モチーフの種類に関しては下記を参照。4万6200円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿TEL03-3746-5851)

モチーフのルールについて

ここで言うモチーフは、プリント、ジャカード、刺繍のいずれにおいても共通。男女問わず、帆船、交差した2本のテニスラケット、ゴルフクラブ、ロブスター、ナンタケット島の地図などが好まれる。「この柄でなくてはいけない」ということはなく、好みに合わせて選ぶといいだろう。

5.マドラスチェックのアイテム

素材のなかでもっともプレッピー的なものを挙げるとするならば、マドラスだろう。そしてそれは、正真正銘インドから輸入された「本物」のインドマドラスであるべきだ。本物の特徴として、生地が「泣く」ことが挙げられる。デニムで言う色落ちのように、愛用しているうちに色がにじんできて、まるで本当に生地が泣いているかのように見えるため、このように呼ばれている。

素材がマドラスである時点で、どのようなアイテムであってもプレッピー的だが、特にショーツとペニーローファーの組み合わせに勝るものはない。ジャケット6万6000円/ケネスフィールド(アーチ東京TEL03-5825-4649)、ショーツ1万4960円/シップス(シップス 銀座店TEL03-3564-5547)

6.シューズ

左から)ウィージャンのペニーローファー。クラシックなプレッピーが選ぶローファーだ。ピカピカに磨かれたものか、逆に履き古してボロボロになったもののいずれかに限られる。先端はガムテープを巻いて修理しよう。2万9700円/ジーエイチバス(ジーエイチバス トウキョウTEL03-5843-0777)  エル・エル・ビーンのラバー・モカシン。プレッピーたちはローカットのモカシンタイプを好んでいた。雨天でなくても、非公式な場であれば履いてOK。1万6500円/エル・エル・ビーン(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンターTEL0120-00-8540)  タッセルローファー。ビジネススーツなどに合わせるなら、ペニーよりもこちらの方がいいだろう。16万9400円 /オールデン(ラコタ TEL03-3545-3322)  ホワイトバックス。レンガ色のソールに、白いスウェード。夏にぴったり。5万5000円/サンダース フォー サウスウィック(シップス 銀座店TEL03-3564-5547) キャンプモック。理想的なカジュアルシューズ。脱ぎ履きしやすく、室内履きのように楽チン。1万6500円/エル・エル・ビーン(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンターTEL0120-00-8540) スペリートップサイダーのデッキモカシン。アウトソールに入った波型の切れ込みにより、滑りづらいという特徴がある。海水で汚れている姿もいい。1万3200円/スペリー トップサイダー(ジャラーナ TEL03-3834-0966) スペリートップサイダーのキャンバスデッキスニーカー。スニーカー派にはこちら。8800円/スペリー トップサイダー(スペリーTEL03-3476-5438) ウイングチップ。もっともフォーマルな印象に仕上がる。17万3800円/オールデン (ラコタ TEL03-3545-3322)

7.ラコステのポロシャツ

クラシックなプレッピーでありたいと願うなら、真っ先に手に入れるべきカジュアルシャツ。物心つき始めた少年時代から、カントリークラブに通いはじめる老齢期に至るまで、大活躍は必至。言うまでもなく、コットン100%のものに限られる。リブ編みで縁取りされたショートスリーブ、エレガントな襟、2つボタンの前立て。さらにこの2つボタンは両方ともラフに空けて、襟は立てて。これだけカラーバリエーションがあると悩ましいが、あえて選ぶとするならば、濃いグリーン、イエロー、ホワイト、ネイビーあたりが、プレッピーとしては狙い目だ。各1万6500円(ラコステ お客様センターTEL0120-37-0202)

8.エル・エル・ビーンのノルウェージャン・セーター

秋冬は、アウトドアのアイテムが役に立つ。エル・エル・ビーンの通称“バーズアイ”は、いまだノルウェー製で、職人の手仕事で作られている。本物志向の人にとってのマストアイテムだ。ピンクのオックスフォードがよく合う。2万3100円/エル・エル・ビーン(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンターTEL0422-79-9131)

9.シアサッカーのセットアップ

表面に凹凸のある涼しげなシアサッカー素材は、マドラスに次ぐ、プレッピー御用達の素材。夏向けの爽やかな素材感と見た目で、カンカン帽に合わせると大変こざっぱりする。足元は素足にローファーで完成。スーツでの着用が好まれていましたが、現代ではパンツだけ取り入れる人も多いよう。ジャケット3万5200円、パンツ1万7600円/ヴァン(ヴァンヂャケットTEL03-5829-9005)

10.ナンタケットレッド

夏の定番アイテム。ナンタケット島で手に入るアイテムで、ジョン・F・ケネディが愛用していたカラーでもある。色落ちしていくことが保証されているので、使い込んでいくうちにプレッピーらしい絶妙なチェリーピンクに変化していく。それが本物のナンタケットレッドの証だ。残念ながら、日本ではあまり見かけることはないが、このカラーを再現しているクラシックなブランドもある。1万9580円/バーンストーマー(ヘムトPR TEL03-6721-0882)

プレッピーの桃源郷「ナンタケット島」

そもそも存在を知らない人に向けて説明すると、ナンタケットとは、ケープコッドエリアにある小さな島。プレッピーたちが休日になるとこぞってこの島に出かけ、優雅にショッピングや飲食を楽しむ。

11.アクセサリー

 

 

所有者の人となりを表す重要なアイテム。プレッピーは派手なものは好まず、いかに精巧な作りであるかが重要。ほかにもモノグラム入りや父親から譲りうけたものが特に好まれる傾向にあるよう。
A.傘。いつ雨が降ってもいいように備えておくべき。プレッピーは実用的なものが大好き。4万1800円/フォックスアンブレラズ(グリニッジ ショールームTEL03-5774-1662) B.カンカン帽。シアサッカースーツに合わせるといいだろう。4万4000円/ジェームス・ロック(川淵帽子店TEL087-861-0118) C.バケットハット。多少雑に使ってもアジになるペラペラのコットン製で、カラーはホワイトがおすすめ。3300円/ニューハッタン(ニューハッタンジャパンTEL03-5829-3595) D.スクールマフラー。防寒用の巻き物はこれ一択。出身校のカラーを選ぶのがプレッピー的。1万1000円/A.E.クロージャー × サウスウィック(シップス 銀座店TEL03-3564-5547) E.サスペンダー。ストライプ柄がよりプレッピー。パンツを留める部分は、レザー製であるほうがよろしい。1万5400円/アルバートサーストン(フェアファクスコレクティブTEL03-3663-7433) F.時計と時計バンド。プレッピーはタイメックスが好き。ベルトは、グログラン製でストライプ柄のものがもっとも適していまる。左9570円/タイメックス(ウエニ貿易TEL03-5815-3277)、中&右各5500円/フェニックス(スイートロード川崎店TEL 044-544-8177) G.ネクタイ。いわゆるレップのレジメンタルタイが、まず欠かせない。そのほか、クレストなどのモチーフが刺繍されたもの、先が四角いニットタイ、コットンマドラスのタイなども好まれている。結び方はプレーンノットがよい。左1万6500円/アナトミカ(アナトミカ 東京TEL070-3144-0378)、中左1万5730円/ベントレークラバッツ(メインTEL03-3264-3738)、中右1万1000円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿TEL03-3746-5851)、右1万7600円/インディビジュアライズドアクセサリーズ(ユーソニアングッズストアTEL03-5410-1776) H.コロン。伝統を大事にするならば、〈ディオ—ル〉の[オー ソバージュ]一択で。優雅な柑橘系の薫りがする。1万1550円/ディオール(パルファン・クリスチャン・ディオールTEL03-3239-0618) I.ボウタイ。先端の形によっていくつか種類が分かれるが、ストレートエンドもしくはバタフライがいい。柄はドットやマドラスで。9900円/サウスウィック(シップス 銀座店TEL03-3564-5547) J.ベルト。ストライプ柄のグログラン生地に、バックルがそのままついたもの。綿のウェビングに刺繍入りのリボンが縫い付けられているもの。グログラン製で両端にレザーのトリムが付いたもの。これら3つが定番だ。上7920円/バロンズハンター(セプティズTEL03-5481-8651)、中6490円/Used(グレースTEL 03-6416-3457)、下9790円/レザーマン(セプティズTEL03-5481-8651) K.スキットル。大抵が酒好きであるプレッピーには欠かせない。 L.メガネ。テンプルがフロントの上部に付いている、通称フルビュー型のボストンフレームが理想で、プラスチックの場合はべっ甲柄が特に好まれる。4万2900円/モスコット(モスコット トウキョウTEL03-6434-1070)、下3万8500円/オリバー ゴールドスミス(サラディストリビューション東京TEL03-6427-7239) M.メタル製のベルトバックル。中央の長方形にモノグラムを入れるのが、もっともプレッピー的とされる。2万900円(ベルトも含めた価格)/アンダーソンズ(ビームスF TEL03-3470-3946) N.ライター。喫煙者でないとしても、誰かのタバコに火をつけてあげるために携帯すべき。1万9800円エス・テー・デュポン(エス・テー・デュポン ジャポンTEL03-5549-7420) O.リング。ゴールドカラーのシグネットリングに、エンブレムが入ったものがよし。どちらかの手の薬指にはめる。4万6000円/80s Vintage(スイートロード川崎店TEL 044-544-8177) P.ゴムカフ。単色よりも、複数色を組み合わせたものがベター。2200円/エリザベス パーカー(Pt.アルフレッドTEL03-3477-7952) Q.カフリンクス。平たい薄型でメタル製のもの。7700円/ファインアンドダンディ(ユーソニアングッズストアTEL03-5410-1776) R.キーチェーン。もっともいいのは、カモ・ヨット・テニスモチーフのもの。 S.カラーバー。短めのものを選ぶのがいいでしょう。3960円/エリザベス パーカー(ビームスF TEL03-3470-3946)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年8月号 Vol.197」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

Pick Up おすすめ記事

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...