80年代の傑作アウトドアウエアが完全復活! アーリーウィンターズのフォトグラファーズジャケット

有名無名問わず、あらゆるアウトドアアパレルメーカーが実名復刻を果たしている昨今。この玄人ブランドの再来に歓喜する愛好家も少ないだろう。その名も「アーリーウィンターズ」。80年代に登場したフォトグラファーズジャケットがこの度、念願の完全復刻を遂げる。

これさえあれば旬なサファリルックもお手の物。

アウトドアアパレル黎明期の1970年代初頭に誕生した「アーリーウィンターズ」は、愛好家を中心にいまだ根強い人気を誇っているブランドのひとつ。なにより、語り草となっているのは、当時ほとんど認知されていなかったゴアテックス社のファブリックをテントやマウンテンパーカにいち早く採用したエポックメイキングなプロダクト。その後、数社に売却をされながら人知れずブランドは存
続していたものの、2000年代初頭には休止。その名を残すのは数少ないヴィンテージピースだけとなっていた。

「アーリーウィンターズ」ディレクター・柳雅幸さん|米トラッドブランドを中心に扱うメイデン・カンパニーのセールス、PR として活躍後、2022 年に独立。古着への豊富な知識で今回のプロジェクトの舵を切る

そんな幻のクラシックアウトドアブランドが待望の実名復刻を果たす。その仕掛け人は、本誌でもお馴染みの柳雅行さん。10年以上に渡ってインディビジュアライズド シャツなど、歴史あるUSブランドのセールスやPRを担当してきた根っからのアメリカ好きは今回の実名復刻にも並々ならぬ思いを持って臨んだ。

こちらが80年代当時の[フォトグラファーズジャケット]。多彩なポケットワークや時代感のある薄手のポプリン生地など、極力再現しているのがよくわかる

「アーリーウィンターズと聞いて、まずはじめに頭に浮かんだのは、80年代に考案された、このフォトグラファーズジャケットでした。当時ブランドは高級アウトドアメーカーとして有名なオービス社の傘下にあり、流行のサファリスタイルを取り入れた高品質なプロダクトをいくつか世に出していたのです。

旅をしながら撮影をする写真家が様々な機材を携行するための多種多様なポケットワークは、フィッシングやハンティング系のウエアにも通ずる秀逸なデザインであり、上流階級向けに作られていたため、どこか品の良さを感じます。僕自身もそうですが、まさに今取り入れたいアウトドアウエアの筆頭ですね。とにかく古着市場でも年々価値が上がっているカテゴリーなだけに、こだわりの強い古着好きの目にも留まるような忠実再現を意識しました」

カメラ機材を収納するため考案された数々の特徴デザイン! アーリーウィンターズのフォトグラファーズジャケット。

1980 年代に流行したサファリ&トラベルスタイルを取り入れた写真家向けジャケットの傑作。フィルムや三脚などの機材を携行するために生まれた多種多様なポケットワークや生地感などを忠実に再現したヴィンテージさながらの佇まい。5 万7200 円(マルベリーTEL03ー6450ー4800)

背面には小型の三脚を収納するための細長いポケットが付く
ジップで袖の着脱が可能
襟に収納された簡易的なフード
胸ポケットには素早くフィルムが交換できるように生まれた特徴的な意匠
ヴィンテージに忠実なカーキの他に、クラシックアウトドアらしいフォレストグリーンもカラーバリエーションとして展開

ジャケット&ベストで使い分けるアウトドアミックスを楽しめる。

まずは紺ブレにデニムを合わせた休日トラッドの正統派スタイルのアウターとしたスタイリング。かのアンディ・ウォーホルが中国を旅行した際のスナップ写真がインスピレーションに。

対してベストスタイルでインナー使い。マウンテンパーカ+ネルシャツ+ブラックデニムの王道アメカジに旬なアクセントが加わる。1枚で2度おいしいのがこのジャケットの魅力だ。

アーリーウィンターズの歴史。

1972 ウィリアム・S・ニコライが考案した「オムニポテント」をきっかけに、アメリカ・ワシントン州シアトルで創業

1975 当時はまだ無名だったGore-Tex社のファブリックを採用したテントを製作。その後、Gore-Texファブリックを採用したマウンテンパーカ「ザ・ロスト・ワールド・パーカ」を考案

1984 高級アウトドアメーカーであるオービス社に売却

Early 2000s ブランドが一時休止

2022 ブランド復活。80年代の傑作「フォトグラファーズジャケット」を製作

【問い合わせ】
マルベリー
TEL03-6450-4800
https://mulberryco.jp/

(出典/「2nd 2023年2月号 Vol.191」)

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