英国名品よ、永遠なれ。これまでもこれからも愛し続けたいプロダクツ11選。

メンズクロージングの原点である、英国プロダクツ。その揺るぎないヒストリーと伝統を重んじる姿勢はいつの時代も男の憧れ。いつかは手に入れたいと思わせる本物の魅力がある。そんな英国生まれの名品を厳選して紹介しよう。

1.Fox Umbrellas(フォックス アンブレラズ)の傘

ロンドン近くの自社工房でいまだに昔ながらの手仕事で作られる。「雨を凌ぐことは役割の半分に過ぎない」と言われるほど、傘を持つという行為自体がジェントルマンの象徴であり、閉じた時こそエレガントなフォックス アンブレラズの傘は英国紳士に永く愛されている。3 万1900 円(グリニッジ ショールームTEL03-5774-1662)

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2.Joshua Ellis(ジョシュアエリス)のカシミアストール

英国最古参のテキスタイル工場が手がける1767年創業のジョシュアエリス。英国カントリーの定番ツイード柄はあえて起毛をかけずに立体的に表現。黒を基調とすることで牧歌的になり過ぎない独自の配色も見事だ。2本撚りで厚手に織られたカシミア100% が極上タッチ。5 万9400 円(グリニッジ ショールームTEL03-5774-1662)

コート19万8000円/マッキントッシュ(マッキントッシュ青山店TEL03-6418-5711)、ターンナップカフスのシャツ4 万1800 円/ターンブル&アッサー(ヴァルカナイズ・ロンドンTEL03-5464-5255)、タートルネックTシャツ4400 円/ライフウェア、デニムパンツ2万9700円/ビーサイズジーンズ(ともにユーソニアン グッズ ストアTEL03-5410-1776)、メガネ3 万6300 円/オールドジョー グローブスペックス オプティカルコー( グローブスペックス エージェントTEL03-5459-8326)、傘3 万1900 円/ フォックスアンブレラズ(グリニッジ ショールームTEL03-5774-1662)

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3.Billingham(ビリンガム)のショルダーバッグ

1973年創業と英国プロダクトのなかでは歴史は浅いながらもヘリテージな趣きは随一。ゴム引きやトレンチコートに合うバッグとしてこれ以上のものはない。撥水性のあるキャンバスと重厚なレザーの経年変化を生涯かけて愉しむ、そんな付き合い方も実に英国的。6万9300円(グリニッジ ショールームTEL03-5774-1662)

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4.Baracuta(バラクータ)のブルゾン

英国のショートブルゾンといえばバラクータを置いて他にない。G9 が基本だがウエストリブを排したG4 が今ではモダンに映る。紳士によく似合うクラシックなツイードは老舗生地メーカーのムーン社謹製。裏地に両社のラベルがダブルネームで付く贅沢仕様。8万3600円(バラクータ カスタマーサービスTEL0120-165-006)

5.Cordings(コーディングス)のコーデュロイトラウザーズ

クリケットセーター3万1900円/アラン ペイン、タッターソールチ ェックのシャツ1 万8700 円/コーディングス( ともに真下商事 TEL03-6412-7081)、シューズ8 万300 円/パラブーツ(パラブー ツ青山店TEL03-5766-6688)、その他スタイリスト私物

高密度に打ち込まれたコットン100%の美しい光沢を持つ、英国老舗生地メーカー、ブリスベンモスの中太畝コーデュロイは英国ジェンツのトラウザーズに相応しいエレガンス。クセの少ないストレートシルエットで装いを一段も二段も格上げしてくれる、永遠のスタンダードアイテム。2 万9700円(真下商事TEL03-6412-7081)

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6.Mackintosh(マッキントッシュ)のゴム引きコート

イギリスでは雨具を“マックコート” と呼ぶほど、慣れ親しまれるマッキントッシュのゴム引きコート。なかでも人気のステンカラーが[ニューダンケルド]として今季アップデート。袖付けや襟の開きなどを見直し、クラシックとモダンを両立したシルエットでさらなる普遍性を手に入れた。19万8000円(マッキントッシュ青山店TEL03-6418-5711)

7.Barbour(バブアー)のワックスジャケット/8.Allevol(アレヴォル)のダッフルコート

今回の掲載プロダクツで唯一21世紀にデビューしたアレヴォル。しかし生産、部材選びなどを、極力英国にこだわる姿勢は未来の英国名品と捉えたい。このコートは1960年代、イギリス中央郵便局職員に支給されていたものがベース。英国海軍にも同デザインが支給された興味深い背景を持つ。11万1000円(クラッチカフェ https://clutch-cafe.com/)

9.Peregrine(ペレグリン)のアランセーター

イングランドのレスターシャー州で1796 年に創業したJGグローバー社を母体にもつ由緒正しきニットブランド。英国認定農場から供給されたブリティッシュウールを使用し、科学薬品を使用しない染色による自然な発色や撥水性、抗菌性を持つ。これでこそ本物の英国アランニットだ。2万9700円(真下商事TEL03-6412-7081)

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10.Oliver Goldsmith(オリバー ゴールドスミス)のアイウエア

コート11 万2600 円/ アレヴォル( クラッチカフェhttps://clutch-cafe.com/)、トラウザーズ2 万9700 円/バーンストーマー(ヘムトPR TEL03-6721-0882)

3代目が1960 年代のアーカイブを元に1971 年にリデザインした「ザ ロイヤル コレクション」のモデルを今季復刻。大ぶりのウェリントンシェイプにエッジの効いたカッティングは時代を超越したモダンなルックス。他とは一線を画す洗練さと格式がある。4 万700円(サラディストリビューション東京TEL03-6427-7239)

11.James Grose(ジェームスグロース)のレザージャケット

ベスト6万3800円/フランク リーダー( マッハ55 リミテッドTEL03-5846-9535)、タッターソールのシャツ1 万8700 円/コーディングス(真下商事TEL03-6412-7081)、メガネ4 万5100円/ジュリアス・タート・オプティカル(グローブスペックス ストアTEL03-5459-8377)

英国レザーライダースを代表するモデル[ニューマニラ]。ウエストベルトが両サイドに装備されたデザインはイギリス式の象徴であり、男臭くなりすぎない随一のファッション性がある。タッターソールのシャツやホームスパンのニットと合わせるのがロンドン流。16万5000円(グリニッジ ショールームTEL03-5774-1662)

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【左】ワックスジャケット5 万3900円/バブアー(バブアー パートナーズ ジャパンTEL03-6380-9170)、アランセーター2 万9700 円/ペレグリン(真下商事TEL03-6412-7081)、フランネルシャツ2万900円/ブルーブルー(ハリウッド ランチ マーケットTEL03-3463-5668)、ホームスパン素材のトラウザーズ2 万9700円/バーンストーマー(ヘムトPR TEL03-6721-0882)、メガネ3万6300円/オールドジョー グローブスペックス オプティカル コー(グローブスペックス エージェントTEL03-5459-8326)、バッグ8万5800円/ポーター(クラッチカフェ https://clutch-cafe.com/) 【右】ダッフルコート11 万2600 円/アレヴォル(クラッチカフェ https://clutch-cafe.com/)、クリケットカーディガン3万7400円/アラン ペイン(真下商事TEL03-6412-7081)、ダブルカフスのシャツ4万1800円/ターンブル&アッサー(ヴァルカナイズ・ロンドンTEL03-5464-5255)、カフリンクス2200円/エリザベスパーカー(Pt.アルフレッドTEL03-3477-7952)、トラウザーズ1万7380円/バーンストーマー(ヘムトPR TEL03-6721-0882)、キャップ5940円/プログレスランニングクラブ(グラストンベリーショールームTEL 03-6231-0213)、ショルダーバッグ6万9300円/ビリンガム、傘3万1900円/フォックスアンブレラズ(ともにグリニッジ ショールームTEL03-5774-1662)、メガネ4万700円/オリバー ゴールドスミス(サラディストリビューション東京TEL03-6427-7239)、その他スタイリスト私物

(出典/「2nd 2023年1月号 Vol.190」)

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