「バラクータ」のG9があれば、トラッドスタイルがカッコよくキマる!

セカンドが定義する“10の名品”を主役にして、業界の洒落者たち3人にコーディネートを組んでもらった。今回は定番だが着こなしが難しい、バラクータのG9をピックアップ。ポイントを押さえればカッコよく決まる!

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トラッドに欠かせない、10アイテム。今こそ手に入れたい超名品。

トラッドに欠かせない、10アイテム。今こそ手に入れたい超名品。

2022年08月25日

1.インナーとサイジングでダッド臭を打ち消す。|「シップス」瀬谷俊法さん

ニット/ジョン スメドレー、 パンツ/リーバイス、ブーツ/タニノクリスチー(すべて本人私物)

定番のゴルフジャケットであるバラクータのG9は、一歩間違えるとおっさん感が強烈に出てしまう。そんなオヤジ臭を見事に消臭したスタイルサンプルが、シップスの若き名物バイヤーの瀬谷さんだ

「全体的なカラーリングとサイジングを意識しています。ややリラクシンなサイジングで、インナーをイエローのコットンニットにしてみました。あとはヴィンテージジーンズを合わせながらも、イタリア製の上品なブーツを合わせることで、王道のアメカジを回避 しています」

2.メリハリのあるサイジングでクラシックすぎない印象に。|「ビームス プラス 原宿」丹羽望さん

シャツ/インディビジュアライズド シャツ、パンツ/ Vintage、シューズ/オール デン(すべて本人私物)

ビームス プラスを象徴するショップスタッフである丹羽さんの定番アイテムの着こなしは正に玄人。裏地がブルーのチェックになったビームス プラスの別注モデルを着用している。

「今日着ているのは、2019年にビームス プラスがバラクータに別注したブルーチェックのスペシャルモデル。派手な裏地が苦手だという人に好評でした。クラシックすぎないようにボトムスは、ヴィンテ ージのミリタリーパンツをチョイス。ジャケットの上品さを消さないように足 元はオールデンにしました」

3.特徴的なツートーンカラーを軸とした技ありカラーコーディネイト。|「チルローブ」島倉弘光さん

Tシャツ/ポロ・ラルフローレン、デニムパンツ/ Vin-tageリーバイス、シューズ / Vintage コンバース、ハット/ Vintage ROYAL ARMY、ウォッチ/エル・エル・ビーン×ハミルトン

G9の中でも比較的珍しい色味となるライトブルー。そのカラーリングを主軸に、ブルー系統にまとめ上げたコーディネイトは、G9に対する深い知識に裏打ちされたものだ。

8090年代にかけて販売されていたG9の中で、ボディとリブの色が異なる2トーンのものは、このライトブルーだけでした。僕自身も当時はその魅力に気がつかず王道のナチュラルカラーを購入。しかし買っとけばよかったという思いが拭いきれず、10年ほど前に古着で入手。同じ配色のTシャツ、リブに近い色のデニムを合わせ、英国繋がりのバケット ハットをかぶって楽しんでいます」

(出典:「2nd 20229月号 vol.186」)

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2nd 編集部
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