洒落者のサマートラッド術。「ヴァン」宮原道人さんは素材感で夏を楽しむ。

王道のマドラスチェックを取り入れるアイビー巧者、セットアップのシアサッカーで軽やかさを演出するウェルドレッサー、レイヤードしづらい分、巧みに小物を取り入れる洒落者など三者三様のサマートラッドな着こなしから、そのノウハウを盗むべし! 今回は、「ヴァン」宮原道人さんのコーディネイトをチェック!! 

素材感を楽しむのがサマートラッドの醍醐味。

「ヴァン」宮原道人85年生まれ。東京都出身。大手セレクトショップやレディースブランドなどを経て、2017年にヴァンヂャケットに入社。営業部長として活躍

日本にアメトラを広めたパイオニアである石津謙介氏が立ち上げたヴァン。そんなトラディショナルなブランドの営業部長を務める宮原さんのスタイルは徹底した様式美を感じる。

「夏場でも半袖やショーツは休日以外着ないので、見た目は通常のトラッドスタイルとあまり変わらないかもしれないですね(笑)。大事にしているのは素材感で、リネンやシアサッカー、マドラスチェックなどの生地を意識的に選んでいます。あとはタイを明るいカラーリングにするのも一興でイメージが変わりますよ」

  • ネイビーブレザー5万2800 円、シャツ1万3200 円/ヴァン(ヴァンヂャケット03-5829-9005)、タイ/ベンジャミンビグズビー、ローファー/グッチ
あえて幅広でカラフルなタイを合わせることで、王道の紺ブレでもグッと夏っぽい仕上がりに。イタリアのメーカーのもので、シャツは自社の定番をチョイス
足元はくるぶしを見せることで、フルレン グスでも夏っぽい印象を与える。バンブー がアクセントになったローファーはグッチでかなり珍しいモデルである

「ヴァン」宮原道人さんのサマートラッドな愛用品。 

カハラ×ヴァンのプルオーバーBDシャツ

伝統的なハワイアンシャツブランドへ別注したモデル。「シンプルなツートンカラーなので、サマートラッドスタイルにも合わせやすいですね。」1万9580 円(ヴァンヂャケット)

ピカデリーのポマード

宮原さんは仕事中だと半袖やショーツを着ないので匂いで夏らしさを演出する。「このポマードは夏っぽいミントの香りなので、この時期は欠かせません。匂いにも気を配るのは大事かと」

 

ウォークオーバーのホワイトバックス

マーク・マクナイリーが手掛けていた頃のホワイトバックス。「ローファーもよいですが、爽やかさを求めるならホワイトバックスかと。メイドインUSA で復刻され、かなり完成度も高い」

ブルックスブラザーズのトラウザーズ

トム・ブラウンが手掛けていたブラックフリースのタキシードパンツ。「これはシアサッカーを使っているのが購入したポイント。タキシードパンツなので、華やかさも漂わせてくれるんです」

 

夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。 

(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」) 

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

Pick Up おすすめ記事

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...