マリンボーダーを主軸にしたスポーティなアメトラ。
名物バイヤーである神谷さんは、ほどよくカジュアルなサマートラッドスタイルで登場。それでいてトラッドらしい上品さもキープできているのがアイテム選びの妙である。
「夏のトラッドスタイルで気を配っているのは、王道のアイテムを使い、カジュアルになりすぎないことですね。今日で言えば、マリンボーダーのカットソー。ただ1 枚ではカジュアルすぎるので、ニットベストを合わせました。このエスパドリューも本来だとカジュアルすぎるので、あえてレザーアッパーのものを選んでいます」
- ニットベスト/セリーヌスポーツ、インナーのニット/トゥモローランド、ジーンズ/ドリス・ヴァン・ノッテン、シューズ/ヴァレンティノ、時計/ロレックス
「トゥモローランド」神谷真太郎さんのサマートラッドな愛用品。
1.セリーヌスポーツのベスト
ヴィンテージショップで見つけたセリーヌスポーツのベスト。「白Tに合わせても、どこか許される上品さが気に入っています。コットンニットで、金ボタンがアクセントになってくれますね
2.トゥモローランドのニット
シーアイランドコットンを使ったコットンニット。あえて首周りにはリブを配しているのがさり気ない。「ボートネックではないので、もう少しきっちりとした印象を与えられるので重宝します」
3.ヴァレンティノのエスパドリュー
ジュート素材が多いので、レザーアッパーは探してみると意外とない。「ずっとレザーアッパーを探していて、ヨーロッパ出張の時にヴァレンティノで発見。10 年くらい夏の定番として活躍」
4.J.M.ウエストンのヨット
定番の180ローファーでなく、ヨットを選ぶのがなんともハイセンス。ホワイト×ネイビーのカラーリングも◎。「ラバーソールなので、カジュアルからドレスまで幅広く使える名作です」
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夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。
(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)
Photo/Satoshi Ohmura, Yuta Okuyama, Katsunori Suzuki, Nanako Hidaka Text/Shuhei Sato, Okamoto546, Shinsuke Isomur
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