抜群の履き心地と愛嬌ある作り。だからオールデンはやめられない。
これまでに革靴は、名だたるドレス靴やマンソンラストのUS ネイビーものなど様々履いてきました。しかし、最終着地点はオールデン。はきやすいのはもちろんですが、何より緊張感のある完璧な一足とは違い、いい意味での作りの粗さに愛嬌を感じます。
例えば、ボスに「これは買っておけ」と勧められたアナトミカ別注のインディブーツ。モディファイドの包容力は素晴らしく、個人的感覚とし
てはコンバースのオールスターに近い。なので、今回のようなヨーロッパ風な着こなしはもちろん、リーバイス®の70505に501®にもしっくりくるんですよね。
【お馴染みの一足】オールデン
黒プレーントゥはこれでもう3足目。コードバン仕様のアナトミカ別注で、レースホールに裏カンがあったりライニングの一部がキャンバスだったりと芸の細かさが目を引きます。
【先輩たちの教えに倣った一足】アナトミカ バイ オールデン
10歳以上の大先輩たちから言われ続けたのが「オールデンならVチップのモデファイドラストは基本」ということ。その教えに倣って。これもまたカーフ素材のアナトミカ別注。
【オールマイティな一足】アナトミカ バイ オールデン
ペニーもいいですがオールデンのローファーといえばタッセル。こちらはコードバンを採用していて、スーツ時はもちろんカットオフジーンズに素足でも合わせられる万能派。
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断然革靴派な皆さんの靴選び、コレクションを拝見すると、次なる一足への欲望がふつふつとわいてくるはず。ぜひ参考に、出会いを求めて街へと出かけてみてがいかがでしょうか?
(出典/「断然革靴派 2nd 2022年4月号増刊」)
Photo/Norihito Suzuki, Akane Matsumoto,T akahiro Katayama,Keiichi Ito
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