運命的な出会いを果たした’50年代のデッドストック。
僕にとっての靴は、いい意味で服の脇役。だからこそ、ありとあらゆるタイプが欲しいんです。最近は感じのいいヴィンテージブレザーを手に入れたので、それに合わせるロングウィングの黒靴を探していました。
で、この’50年代のデッドストックと出会ったんです。アメリカで売られたけどメイド・イン・イングランドで、アメリカが英国に憧れていた時代のもの。繊細な縫い目など、現行にはない雰囲気がたまりません。そしてなにより、サイズがバッチリ。まさに運命でしたね。ちなみに、外で履くのは今日がはじめて。うん、やっぱりいいなあ。
【履く度に背筋が伸びる一足】ジョンロブ ロンドン
こちらは人生初のビスポークシューズですね。10代の頃から、ジョンロブのロンドンの工房には特別な思い入れがありました。深いミッドナイトブルーがロングノーズに映えます。
【ドレスとは? を再認識する一足】サンカッケー×フラテッリ ジャコメッティ
エキゾチックレザーを使うコラボは恒例ですが、なかでも革の配分がよくできた、個人的にお気に入りの一足。遊び心に富むデザインでドレス靴の自由度が表現されています。
【デニムに合わせたい一足】ビスポークシューワークス ユイゴハヤノ
伊勢丹の受注会でデザイナーにお会いし、バタフライスリッポンをフルオーダーしました。テーマはズバリ、デニムに合う靴。ライニングもデニムカラーにアレンジしています。
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断然革靴派な皆さんの靴選び、コレクションを拝見すると、次なる一足への欲望がふつふつとわいてくるはず。ぜひ参考に、出会いを求めて街へと出かけてみてがいかがでしょうか?
(出典/「断然革靴派 2nd 2022年4月号増刊」)
Photo/Norihito Suzuki, Akane Matsumoto,T akahiro Katayama,Keiichi Ito
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