13.HEINRICH DINKELACKER(ハインリッヒ ディンケラッカー)|ドイツ|1879年創業
1879年の創業以来、約30名のマイスターが靴一足につき約300という工程をオールハンドメイドで丁寧に作り上げている。年間生産数はわずか8000足で、この靴のオーナーになれるのは世界でも極少数と言える。「前進する1mごとに心からの享楽を提供する」という精神を持ち続けて130年以上。“靴のロールス・ロイス”と称される最高傑作を知らずして、靴好きを自認することなかれ。名品中の名品として知られる。
写真の3087(リオ ウイングチップシューズ)はブランドのアイコン的ラスト、リオで作られた定番のウイングチップ。手前からイタリアでアンティーク調に仕上げたカーフ、仏国・デュプイ社のボックスカーフ、米国・ホーウィン社のシェルコードバンと最高級革がラインナップ。
【問い合わせ】
アイダス
☎06-6245-5076
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14.Dr.Martens(ドクターマーチン)|ドイツ|1947年創業
英国生まれと思われがちだが、有名なこのブランドのソールを発明したのは、ドイツ人の医師、クラウス・マルチン博士だ。スキー事故で足を痛めた彼がリハビリのために古いタイヤを加工してクッション性のあるソールを考案、研究と改良を重ね、ラバーのような特殊素材にエアを封じ込めたソールを見い出す。
そして英国のノーザンプトンで、1960年4月1日に記念すべきフォーストモデルが完成する。誕生の日に由来するコードネーム「1460Z8eye」と呼ばれるブーツは、同ブランドの象徴としていまでも人気が高い。実用性を徹底的に追求したこの靴は、労働者だけでなく、警察官やポストマンからミュージシャンまで広く愛用される。モッズやパンクファッションのアイコンとして認知され、ファッションアイテムとしてのポジションを確固たるものにしている。写真は「MIE1461 3EYEシューズ」。ブランドを象徴するクラシックなフォルムとイエローステッチを継承している。
【問い合わせ】
ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
☎03-5428-4981
https://jp.drmartens.com/
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15.Jalan Sriwijaya(ジャラン スリウァヤ)|インドネシア|1919年創業
1919年にテデ・チャンドラによってインドネシアで創業したジャラン スリウァヤは、当時インドネシアがオランダの植民地であったことから外国人向けにミリタリーブーツを製作していたことで知られている。その後、経営者の息子であるルディ・スパーマンが「これからは平和の時代になる」との想いから、靴の聖地であるノーザンプトンで修行を積み、フランスで皮革の生産を学んだことでハンドソンウェルテッド製法での靴作りを可能にした。その後、2003年にはオリジナルブランドを誕生させるにまで至っている。
写真はボリュームのある木型を採用することで、シックな雰囲気を醸し出しているプレーントゥ「98348」。ストームウェルトやダブルレザーソールといった武骨な作りもいっそう存在感を増す。アッパーにはフランスのデュプイ社のカーフレザーを採用するなど、素材選びにも妥協がない。
【問い合わせ】
GMT
☎03-5453-0033
http://www.jalansriwijaya.com/
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16.GRENSON(グレンソン)|イギリス|1866年創業
1866年創設者ウィリアム・グリーンがラシュデンという街で、両親の家の一間を借りて靴製造の工房をスタート。現在では英国靴の聖地、ノーザンプトンに本社を構える老舗シューメーカー。
「時代の流れに埋もれることなく、輝き続けること」。彼が掲げた靴作りのコンセプトがこれだ。高い志を持つ彼の元に、熟練した靴職人が集まり、200の工程と8週間もの時間をかけた靴は作られ、その存在がたちまち英国紳士たちに広まったと言われる。オーセンティクなそのデザインは、時代や流行を超えて“一生モノ”の輝きを放つ。いまだに英国で製品作りを行う、英国のクラフツマンシップの象徴とも言えるシューズブランドだ。
写真はACCRINGTON(アクリントン)。英国靴らしいスウェードのストレートチップは、内羽根式なので、ドレスアップした雰囲気。使用している木型「103」は、セミロングノーズで、カカトが小さく、ウエストの絞りが強いデザインだ。
【問い合わせ】
大塚製靴
☎03-5413-0766
http://www.shoe-collection.jp/fs/shoe/c/grenson
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