これです。ファッション誌「2nd」編集部で働く、私がずーーーと気になっているTシャツがこちら。見つけたらチョコチョコ買ってた総柄のT シャツなんですが、はじめて手に入れたのがこの農作業の道具が並んだ1枚だったかな。写実的に描かれた道具類が整然と並んだシュールなデザインに惹かれて、当時は詳細も気にせず着ていました。
そうこうしていると、また2枚、3枚と掘り当てるわけですよ。この不思議な総柄Tを。次第にその豊富な種類に気づかされ、他には何があるんだろうと興味が沸いてきちゃって、知り合いの古着屋に詳細を聞くわけですけど「詳細までは……」といった感じなわけです。ミシガンラグのように生地屋が作ったオリジナル? とか、プリント屋のサンプルかも? と憶測が飛びますが、いまだ決定的な証拠は掴めず……。
するとまた現れる謎T……。ツールから青野菜、球根にハーズなど、プリントのバリエーションは豊富で、ネットでは小鳥やゴルフ道具なども確認。そんなに需要があるのか? と思うのだが、まだまだ種類があるようで、比較的市場でも見つけやすいことから、それなりに普及していたのだと思われる。
タグには「rel・e・vant products」の文字。ネットで調べたところオクラホマにあるのプリントT ショップが出てきたが詳細は突き止めることができなかった……。
さて、探偵諸君(?)。調査に入る前に押さえておきたい手掛かりはこの3つ。正体を突き止めた者は「2nd」編集部の公式SNSにDMで連絡くれたし。
【手掛かり①】1990年代のコピーライト。
所有するすべてのTシャツには、’90年代製であることが判別できるコピーラ
イトが入れられている。そこまで旧くはないようだ。
【手掛かり②】製品刷りである。
ボディ脇や袖の内側などに余計なプリントがない。そのことから生地屋が作ったT シャツの線は薄いと考えられる。
【手掛かり③】バリエーションが豊富。
T シャツのほかにもクルーネックスウェットやヘンリーネックなど、いくつ
かのボディの種類を確認している。
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