そこで、ビームスのプレス担当である田中遥さんにウールニットの正しい洗い方を教えてもらった。洗うだけでなく、毛玉も整えることで、美しい仕上がりになるのでぜひお試しを。
【洗い方】型崩れ防止のキモは「ネット」の使い方にあり
【1】洋服ブラシを使って、毛玉を入念に取る。乾いてからでもいいが、「干し終えたあとにキレイに仕上がっている方が気持ちがいい」と田中さん。こうしたちょっとした喜びが、面倒な洗濯も楽しくさせる。
【2】30~35℃くらいのぬるま湯に、いつもの洗濯より少し多めに中性洗剤を溶かし入れて洗濯液をつくる。
【3】型崩れを防ぐために、ニットをたたむ。
【4】ポイントはここで「ネット」に入れること。洗っている間の生地の偏りを防いでくれる。ネットが大きい場合は中でニットが動かないように折り込む。
【5】毛羽立たないように、優しく押す程度でつけ洗いする。特にハイゲージニットは毛羽立ちやすいので注意を。すすぎは泡がなくなるまで丁寧に行なう。
【6】ネットに入れたまま、10秒だけ脱水にかける。1分モードしかない場合は途中で停止する。必要以上に脱水するのは型崩れの原因に。
【7】軽いニットなら厚めのハンガーに干して、袖の部分をクロスさせて肩に載せ負担を軽減させる。平干しなら尚よし。
【仕上がり】洗いたてのニットは気持ちいい!
丁寧にお手入れしたことで、緩んだリブも蘇り新品のような仕上がりに。衣類を清潔に保つのはもちろんのこと、いつまでも着続けたい一着であるようコンディションも保ちたい。
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