Incase DSLR Pro Pack
https://incasejapan.com/products/dslr-pro-pac
アップルファンに人気のIncaseのカメラバッグ
Incaseと言えば、長らくMac、iPadなどアップル製品のインナーバックなどを販売していた会社。Apple Storeでもよく見かけたので、アップル製品ファンにはおなじみ。バッグやインナーケース、アクセサリー類で、アップルファンの心に刺さるスタイリッシュで使いやすい製品が数多くラインナップされている。

その中では、ちょっと異色なのが、このDSLR Pro Pack。カメラ収納部分に重きが置かれており、プロカメラマン用のバックパックに近い構成になっている。とは言え、さほど大きすぎず、パソコンやアクセサリー類を入れる場所に配慮されているのも、我々ガジェット好きにはちょうど良い。

カメラを取り出しやすいファスナーがあるのが最高に便利
特徴的なのが、この上部にカメラを取り出せるファスナーがあること。実際に使ってみると、取材時にカメラ本体だけをここからパッと取り出せて、とても便利だった。
これはこのバッグの最大の魅力だと思う。中の仕切りを調整すれば、長玉を付けたまま入れることも可能だと思う。

ご覧のように背中に接する側からアクセスできるカメラスペースは十分に広く、クッション材も豊富。右端のカメラ本体部分は、先に述べたようにバッグ上部のファスナーからアクセスできるようになっている。それ以下のスペースもプロカメラマンでも使えるんじゃないかと思うほど充分だ。カメラ1〜2台、レンズ3〜5本というような構成まで許容すると思う(レンズの長さにもよるが)。

ただ、筆者はそこまでレンズ本数は多くないので、緩衝材を組み替えて下のスペースにその他の荷物や着替えなどを入れるようにした方が便利に使えるかもしれないと思った。
ノートパソコンスぺースが身体から離れているのは筆者にとっては課題

ノートパソコン、タブレット等はこのスペースに入る。ポーチや周辺機器、モバイルバッテリーなどを入れることを考えると、ここの厚みがもう少しあると助かるのになぁと思った。もちろん、それではバッグとして大き過ぎるのだが、モバイルバッテリーなどが下部に入り込んでしまって、アクセスが悪かった。
また、筆者の場合、前述のようにカメラ部分に入れる荷物が少なく、ノートパソコンが体から離れたところに位置するため、写真のように体から離れたところで荷重がかかってしまう。だから、バッグが後ろに引っ張られ荷物の重さ以上に疲れを感じることがあった。
ただ、カメラバッグ部分のフタのところにノートパソコンがあると、開いた時にノートパソコンがフタ側にあって、それはそれで危険な感じがする時もあるので、常に悩ましい課題ではある。
カメラ側に重きを置くか、ノートパソコンに重きを置くかの問題で、編集ライターとしては、ノートパソコン優先、次にカメラ……という立ち位置なので、つねにこういうバッグは悩ましくなるというわけだ。

カメラの方が重要な方にお勧め
これは使い方の問題ではあるが……まぁニーズ次第というところである。カメラ中心で、他の機材が少ない人にはDSLR Pro Packは非常に良いと思う。筆者は、MacBook Pro 14インチと、iPad Airを入れるから重いだけで、これがMacBook Air 1台持ちの人だとまた違ったと思う。
あくまで、個人的な用途ではこうだったというお話で、製品としては、非常に良く出来ている。
今後緩衝材を組み替えてみて、また機会があったらレポートしてみたいと思う。
(村上タクタ)
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