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iPhone 17シリーズ&Airをベンチマークテストかけてみた。今年のiPhoneは速い!!

iPhone 17 Pro Max/17 Pro/17、iPhone Airのベンチマークテストが解禁になったので、早速ベンチマークテストにかけてみた。驚いたのは、一番遅いA19チップを積んだiPhone 17でさえ、昨年のフラッグシップモデルiPhone 16 Proを凌駕したこと。これは驚き。全般に今年のiPhoneは爆速だといえるだろう。

この記事は、発売に先行して貸与された機材と、発表会での取材を元に執筆している。

計測してみたら、その速さにビックリ!

使ったのは例年通りベンチマークの定番Geekbench 6とGeekbench AI。数値を安定させるために、他のアプリを全部切って、電源を落とし、しばらく冷やしてから行った。

計測結果はこちら。他のモデルの数値は、過去に筆者が計測したもの。

自分の使っている過去のモデルと細かく比較したい方はこちらをご参照のこと。Geekbenchのバージョンが変わると数値が比較できなくなるので、Geekbench 6で計測したモデルだけ掲載している。

まず、この数値を見ただけでも、圧倒的に速度が向上していることはご理解いただけると思う。

CPUシングルコア性能

では、グラフ化して個別に比較していこう。まず、CPUのシングルコア性能。

シングルコアの数値は、単一のコアのシングルタスクの動作に影響する。言わば操作のキビキビ感だろうか。スクロールの速度などにも効く数値。

数値はきれいに想定どおり。

同じA19 Proで、スペックも同じ、クロックも同じはずなのに、AirとProに差がつくのは、冷却性能の差なのか、微妙に制御が違うのか。

iPhone 17に搭載されるA19については、あまり言及されなかったが、ちゃんとiPhone 16 ProのA18 Proより速くてすごい。これはお買い得モデルと言っていいだろう。

CPUマルチコア性能

こちらは動画編集や大規模な演算に効く。まず、コア数が多いと数値が上がるし、協調処理をどれだけ上手くできるかなど、CPUまわりの総合性能を計測できる数値だ。

こちらも今年発売されたモデルは順調に性能を発揮している。

過去のデータで、iPhone 16の数値が低いのはちょっとわからない。iPhone 16 Proの6コアに対して5コアなのが影響しているかもしれないが、それにしては4コアのiPhone 16eの数値は高い。まぁ、こういう数値は計測時の誤差は多少あるものだし、個体差もあるので、考え過ぎる必要はないだろう。ともあれ、iPhone 16数値が事実なら、iPhone 17のお買い得度はさらに増す。

GPU Metal性能

続いて、GPUのMetalのスコア。

この数値は、ゲームなどの3Dグラフィック、特に高解像度でのフレームレートの維持、リアルな光源処理やエフェクトなどに影響する。写真/動画の処理だとエフェクト適用や、エンコード時のプレビューなどに影響する。

また、Liquid Glassだと、普段のUI表現にも影響するだろう。

こちらは、やはり最新スペックのモデルはグッと性能が上がっている。また、Proは6コアなので、大きく数値が出ている。AirはA19 Proではあるが、GPUは5コアなので、コア数の違いがダイレクトに数値に出ている。また、iPhone 16 Proは旧モデルでも6コアなので、その分処理速度が速い。

GPUの進化の速度は速く、わずか2世代前のiPhone 15では、iPhone 17 Proの半分以下の数値なので、3Dグラフィックを多用するゲームをプレイするなら、最新のiPhoneを買った方が、より美麗なグラフィック効果を得られるはず。

AI性能

Geekbench AIで、AIに関係する処理速度も計測できる。

もちろん、Apple Intelligenceの性能が計測できるわけだが、別に『作文ツール』などを使わなくても、日常的に多数のAI処理が動いている。たとえば、画像認識や、物体検出、音声認識などの自然言語処理の一部など、普通にOSを使っていても様々な影響がある。

Single Precision(単精度浮動小数点)、Half Precision(半精度浮動小数点)、Quantized(量子化)は、それぞれNeural Engineの使い方の違いによる性能を計測する。Single Precisionが高いと、ARゲームなどでグラフィック処理を高ビットレートで行うことができる。Half PrecisionはLiDARなどを使った奥行きの演算などに使われる。写真.appのポートレートモードの処理の速度にも関係する。

QuantizedはもっともApple Intelligenceの性能に影響する部分だ。音声認識や、翻訳など、オンデバイスAIであるApple Intelligenceの性能を一番左右する。それゆえ、Apple Intelligenceが利用可能になるiPhone 16 Proから急速に高くなっている。逆に言えば、iPhone 15 Pro登場のけっこう前から、AI性能を高めるべくチップセットに特別な手を入れていたということが分かる。

このAI関連の性能も、今年発売のモデルは十分に速いが、むしろ、『Apple Intelligence Ready』となったiPhone 15 Proのところで、グッと上げていることが分かる。それ以降は急速に伸びているわけではないので、現状のスペックでそれなりに動作するということなのだろう。

今年のA19/A19 Proは当たり年?

数値だけを見ると、今年は当たり年のように思える。

毎年、ベンチマークテストを行っていると、チップセットの性能は、大きく高まる時と、そうでもない時がある。場合によっては部分的に前モデルの方が性能がいいなどということもある。

そういう意味では、今年は大きく性能の上がった年だった。

ひとつ考えられるのは、iPhone 15 Pro、16 Proは高負荷の処理が続くと持っていて熱く感じるほどだったので、性能が抑制されていたのかもしれない。iPhone 17 Proの冷却性能が大きく上がったので十分に性能を発揮できるようになったということだ。クルマに例えていえば、ラジエターの容量が足りないからエンジン回転数を抑制気味に使っていたけど、大きなラジエターを搭載したからエンジンをフルスロットまで回すことができるようになったという感じだ。

しかし、チタンフレームのiPhone Airや、旧来と同じボディ(と思われる)のiPhone 17の性能も上がっていることを思うと、それだけではないのだろうか? 理由までは分からないし、実際に使い込んでいかないと、性能がどんな状況でも発揮できるのかどうかは分からないが、現時点はiPhone 17シリーズとiPhone Airには期待していいと思う。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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