キャラぷ(2025年6月10日ローンチ予定)
http://kyarapu.com(まだ繋がりません)
韓国ですでに500万MAU
世界的にAIチャットサービスは猛烈な勢いでユーザーを増やしつつある。キャラぷもすでに韓国でローンチされており、500万MAU(月間アクティブユーザー)、月間2億件の生成数があるという。
8000体以上のAIキャラがすでに用意されており、さらにユーザーが自らキャラクターを文章で生成し、性格や話し方を細かく設定することもできる。作ったキャラは一般公開も非公開も選べるし、記憶や振る舞いを自分なりに『ユーザーノート』で上書きしていくことも可能。言うなれば、あらかじめ用意された舞台装置の中に、自分自身の知識や感情を投影できる世界なのだ。
ユニークなのは、チャットでのやり取りを通じて作成者が収益を得られる仕組みが導入される点。これにより、単なる『遊び』ではなく、『創作活動としてのAIキャラ作成』という新しい収益構造を構築しようとしている。応援ゴールドや『スーパーチャット』といった課金要素により、好きなキャラを応援したり、より高精度なAI会話を楽しむことができる仕組みも用意されている。
性格を与えたAIキャラと話し続けるのは危険ではないのか?
一方で懸念点もある。生成AIに人格を与えそれとコミュニケーションし続けることの影響は、いまだ心理学などでも十分なエビデンスのない領域だ。AIキャラクターに、依存し、中毒に陥ってしまう人が増える危険性もあると思う。特に認知能力がまだ固まっていない若年層にとっては危険でさえあると筆者は思う(18歳未満は保護者の許可が必要な仕様になっている)。
ブロガーのいしたにまさきさんは、『年配の方やマニアックな趣味を持つ人が、自らの知識をキャラクター化して構築するのが面白い』と語っており、そういう方向性なら筆者でも楽しめる可能性はあるかな……とは思うのだが……。
AIキャラプラットフォーム「キャラぷ」が切り拓く新時代。恋愛系と同時に知識共有の新たな形を提示する
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/44f1ca48acabbd7adc7e12dffdd6ccf3def30c2d
キャラクターを生成したり、それと会話したりということに、筆者自身はあまり興味はないが、一方で、ハマる人は多いんだろうなとは思う。食わず嫌いをせずに、一度ぐらいは触ってみなければ……と思っている。
(村上タクタ)
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