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Adobe Expressで、チームやお店のブランドを作り上げよう!【クリーンファイターズ山梨】

無料アカウントでも使えるAdobe Expressを使って、ローカルスポーツチームや、個人商店、個人が作った商品を販売するブランドなどのクリエイティブを作れることをご存知だろうか。同サービスを使って観客に配布するチラシや、インスタ投稿コンテンツなどを作っている山梨の社会人ラグビーチーム、クリーンファイターズ山梨 事務局で働く尹湧志(ユン・ヨンジ)さんに話を聞いた。

クリーンファイターズ山梨
https://clean-fighters.jp/

ラグビー、トップイーストのグループAで戦うクリーンファイターズ山梨

クリーンファイターズ山梨は甲府市に本拠を置く社会人ラグビーチームだ。

現在社会人ラグビーは、埼玉パナソニックワイルドナイツ、東京サントリーサンゴリアス、リコーブラックラムズ東京、横浜キヤノンイーグルスなど、世界トップクラスの選手を擁する超強豪チームが集まるリーグワンを頂点として構成されている。日本のリーグはラグビーの盛んな南半球のシーズンオフに当たるためかけもちが可能で、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなどのトップ選手のプレーも見られる素晴らしいリーグになっている。リーグワンはDivision1が12チーム、Division2が9チーム、Division3が6チームの計27チームで構成されている。

その下を支えるのが、トップイースト、トップウェスト、トップキュウシュウの3リーグだ。トップイーストには18チームが所属しており、強さ順にA、B、C、3つのグループに分かれている。

クリーンファイターズ山梨は、このトップイーストの上位5チームが属するAグループで戦っている。つまり、勝ち上ってトップリーグのDivision3に入るのが目標だ。

リーグワンはもちろん、トップイーストの多くのチームは企業の名を冠した企業チームが多い。トップイーストの他の4チームも、東京ガス、明治安田ホーリーズなど、企業チームが多い。企業チームであれば、企業がスポンサードするし、選手も企業で働くことができる場合が多い。

しかし、クリーンファイターズ山梨は、特定の企業に所属せず、山梨県という値域に根ざしたチームとして活動している。スポンサーは山梨県にある多くの企業に頼んでいる。だから、広報活動や、ファンを増やしていくことが非常に重要になっている。

その大事な仕事を担っているのが、ユンさんとAdobe Expressだ。

Adobe Expressで、ローカルチームのクリエイティブを

取材時は、試合の前夜だったので、翌日の試合のジャージを用意したりとチームを支えるスタッフにとっては一番忙しい日だった。

プロとしてチームからの報酬だけで生活できる選手は、海外からの選手などわずか数人。あとの選手は地元企業などで働いている。中には仕事が終わってから、クルマで1時間もかけて練習に参加する選手もいるという。とはいえ、フォワードなら120kgを超えるような巨漢の選手と全力疾走して正面から激突することもあるスポーツだから、常にハードなトレーニングをして、全身を筋肉で鎧わないとならない。常に身体を作り込んでおかなければならないのだ。

ユンさんは朝鮮大学校を出て、クリーンファイターズ山梨に入った。大学まではラグビーの選手として活躍していた。その頃は、たくさん食べて筋トレして体重を増やさなければならなかったので、105kgあったという。現在はスタッフとして参画しているので、体重は75kgまで30kg落としたという。

チームの広報活動であるSNSの画像や、印刷物はみんなこのユンさんが、Adobe Expressを使って作っている。

とても、デザインなどを専門的に学んだことがない人が作っているとは思えないカッコ良さだ。

ぜひ、Instagramの投稿なども見ていただきたい。

選手のことを知ってもらって、ひとりでも多くの地元の人にファンになってもらうために、各選手の誕生日などにも投稿している。

地元ファンを増やすために、地元の保育園、幼稚園や学校、ラグビースクールにも話をして、訪問する。気は優しくて力持ち、巨漢のラグビー選手はどこに行っても大人気だ。腕相撲でいくら連戦しても負けることはないし、タックルマシン(タックル練習用のクッション)で体験をしたり、ラインアウト体験で持ち上げてもらったりと、ラグビー選手のフィジカルの凄さを体感してもらう催しはいろいろある。子供たちだけでなく、親御さんもファンになってくれるという。

ユンさんの努力の甲斐あって、Instagramのフォロワーは2344人、Facebookの登録者は1926人、Xのフォロワーは1192人になったという(いずれも取材時)。

Instagram
https://www.instagram.com/cleanfighters/

Facebook
https://www.facebook.com/people/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E5%B1%B1%E6%A2%A8/100063884920531/#

X
https://x.com/cleanfighters1

この記事を読んだみなさんも、ぜひクリーンファイターズ山梨をフォロー、応援していただきたい。

こちらは、今年のチーム構成や、次回の試合について記したチラシ。以前はデザインも印刷会社に依頼していたが、今はこれもユンさんがAdobe Expressでデザインして、スポンサーである印刷所に刷ってもらっている。

自らデザインしていれば、細かい変更にもすぐに対応できるのが便利なポイントだ。

また、最近は動画の編集もAdobe Expressで行っているとのこと。

Adobeのクリエイティブツールと言えば Adobe CCのPhotoshopやIllustrator、Premiere Proなどをイメージする人が多いと思うが、Adobe Expressは無料または安いフィーで、スポーツのクラブチームや、個人商店、クラブ活動や、PTAなどのクリエイティブを行うことができる。

Adobe Express
https://new.express.adobe.com/

山梨学院大学との激戦を制したのは?

筆者が取材に行った5月25日の対戦相手は山梨学院大学。大学生とはいえ強豪だし、クリーンファイターズ山梨も重要な選手が欠場していたりと万全ではない。会場はJITリサイクルインクスタジアム。

会場ではアストロビジョンにAdobe Expressで編集した次の6月1日の重要な試合、JR東日本との試合の予告が流れる。

南アルプスや、富士山、八ケ岳などの美しい山々に囲まれた甲府の土地で試合は始まった。

試合は両者得点を取り合うシーソーゲーム。フォワードの頑張りや、バックスのランが随所で輝くも、互いに相手を突き放すことができない。

ロックの巨漢、ルーカス・ボイランや、ルーク・ポーターの身体を張ったディフェンスや、フルバックのキニヴワイ・ベイタタの渾身のトライも光ったが、試合は最後残念ながら14対21で山梨学院大学の勝利となった。

世界トップクラスの選手が躍動するリーグワンもいいが、地方のローカルチームだと、選手とも実際に触れ合えるし、試合後も一緒に写真を撮ってくれたり、サインしてもらえたりと親しくなれる。声援にも直接応えてくれたりと、地元チームを応援するのは楽しい。

ぜひ、クリーンファイターズ山梨の応援を。

そして、あなたもAdobe Expressで、あなたのスモールビジネスや、クラブ活動のファンを作っていこう。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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