Sonomaの壁紙とスクリーンセーバーが最高
スクリーンセーバーといえば、古いMacファンならフライングトースターを思い出すことだろう。
当初は『ディスプレイを焼き付かせないようにする』という目的があったが、むしろいつでも目に入る眼前のディスプレイに、楽しい絵柄を表示しておきたい……という目的の方が大きかったように感じる。
それからも、壁紙やスクリーンセーバーは、時折更新されたが、基本的には『ユーザーが好きなものを表示すればいい』というスタンスなのか、この分野は長らく放置されていたように思う。
現在、macOSはカリフォルニアの地名から命名されており、毎年、その風景が壁紙として用意されている。Sonomaは、Napaと同様カリフォルニアのワインの産地。Napaではあまりにストレート過ぎると思ったのか、Napaの西側にあるSonomaが使われた。
デフォルトで用意される壁紙もSonomaのブドウ畑である。
今回もSonomaの写真の壁紙が何種類か用意されているのかな? と思いながら、『設定』を開くと、そこには膨大な数の壁紙と、スクリーンセーバーが用意されていた。
壁紙と、スクリーンセーバーはほぼ共通で、スロー動画として表示されるスクリーンセーバーを静止させたものが、壁紙として使われる模様。スクリーンセーバーを使っていると、毎回壁紙のシーンが変わる。
Apple TVをお持ちの方は、空撮動画がスクリーンセーバーとして使われることに馴染んでいると思うが、あれと同じような映像がMacでも楽しめるのだ。
しかし、その数が圧倒的。
なんと、135種類を用意
まず、風景がソノマをはじめとして、オレゴン、ユタ、グランドキャニオンなどアメリカ各地から、アイスランド、パタゴニア、中国、スコットランドなど、世界各地の空撮がなんと61点。
街並みが、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロスをはじめ、ロンドン、香港、ドバイなど30点。
『水中』がアラスカのクラゲから、バラクーダの群れ、タヒチの波しぶきなど21点。私の大好きなサンゴ礁もパラオのサンゴが収録されている。見ていて、「あ、ミドリイシ、これはハマサンゴ、こっちはキクメイシかな……」と、とても楽しい。
スクリーンセーバーでは、デバスズメダイやハナダイの類いが泳いでいる光景も見られる。
『地球』は成層圏からの地球の風景を22点。カリフォルニア、夜の中国、南アフリカ……など世界各地の映像が用意されている。
シャッフルで、いろんな風景を表示
いずれも非常に美しく、表示していると、ちょっとした旅行気分が味わえる。
しかも、『カテゴリーごとにランダム』、『全体をランダム』という表示の仕方もできるから、最大で135種類の世界の風景を表示することができる(ただし、ランダムで表示されるのは、すでに選択したことがあって、手元のMacにダウンロードされているものだけのようだ)。
マルチスクリーンを使っていると、それぞれに別の光景がスローで表示されるので実に気分爽快。
ぜひ、macOS Sonomaのスクリーンセーバーをランダムで表示して世界旅行気分を味わっていただきたい。歴代最高に美しいスクリーンセーバーと壁紙だと思う。
(村上タクタ)
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