ViXionの素晴らしさに驚いていた筆者としては『クラファンアイテムにもっと注目してみるべきだなぁ』という気分になっていた。
蚊の嫌う超音波を出すと同時に、蚊の嫌う光を出して、蚊を寄せ付けないのだという。クラファンでは初年度2300万円以上のお金を集め、今年も890万円を集めている大ヒット商品だ。
筆者は比較的戸外に出るのが好きだし、日々散歩するし、キャンプなどにも行くので、課に悩まされることが多い。蚊取り線香や、虫除けに頼ることなく蚊に刺されなくなるなら、それに越したことはない。
もし刺されないなら、画期的商品だ!
というわけで、買ってみた。
Mosout
https://mosout.official.ec/
ネットで売ってる値段より、蔦屋家電では割引されており、5250円で購入できた。
充電式で、通常は蚊の嫌う超音波を出しており、さらに蚊の嫌う可聴域の音や、光を追加することができるという。至れり尽くせりだ。
日々、散歩の折は、虫除けを塗っているが、そもそも蚊に対して毒なものが、人間にとってまったく無害なのかよく分からないし、いちいち身体中に塗りまくるのも面倒だ。
また、子どもや皮膚がデリケートな赤ちゃんの場合、虫除けをできることなら塗りたくない。もし、このデバイスが有効なら、お子さんがいる家庭にも福音だろう。
それどころか、マラリアをはじめ、世界中で蚊の媒介する病気は数多く、それで命を落とす人も多いわけだから、これが本当に効果があるなら、多くの人の命を救う発明だといえるのではないだろうか?
ちなみに重さは22g。
通常は蚊の嫌がる20kHz〜100kHzの超音波を出していて、さらに可聴域の音を出すモスデュアルソニックと、モスサウンド。さらに、害虫のイヤがる610nmの光を照射する機能もついている。
上部のボタンで、それを切り替えることができる。
検証動画を見る限り、その効果は絶大だ。
実際に効果を自ら検証してみた
しかしながら、記事に書くなら検証をしなければならない。
というわけで、日々の散歩の時に装着して歩いてみた。筆者は、できることなら朝5km、夕方5km歩くようにしている(多忙で、歩けないことも多いが)。住宅地ではあるが、水場のある遊歩道で、蚊に刺されることも多い。
たしかに、Mosoutを付けていると、刺されないような気がする。
しかし、それだけでは、Mosoutの効果なのかどうかわからない。
そこで、散歩道の途中にある竹やぶに30分ほど留まってみた。
たしかに刺されない。
しかし、この日は、非常に暑い日の日中だったので、蚊がいなかったのかもしれない。そこで、数日間、散歩のたびに竹やぶに30分ほど留まってみた。
すると……。
刺された(泣)
夕方の蚊が活動的な時間ではあったが、ともかく刺された。
検証は難しい
しかし、それをそのまま書くのも気が引ける。メーカーさんが一生懸命作ってらっしゃるのに、たまたま僕が刺されただけで『刺された』と書いて、販売に影響してしまったら申し訳ない。
僕の預かった製品がたまたま不具合だったのかもしれないし、僕が異常体質で蚊に刺されやすいのかもしれない。検証は難しい。
そこで、いろいろなサイトを検索してみたところ、たしかに「蚊に刺されなくなり効果を実感しています!」という控えめな文言のレポートはあったが、ほとんどのサイトが商品を紹介しているだけで効果のほどは検証していなかった。「おい! 仕事しろ!」とは思うけれど、たしかに検証、難しいよね。
というわけで、いきなり『刺される』と書くのは気が引けるので、蔦屋家電さんに労を取っていただいて、輸入元の方にお話を聞くことができた。
(続く)
(村上タクタ)
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