SmartTrack Linkと同じ性能で、厚さ2.4mm
以前、AirTagに近い機能を持っているのに安価なSmartTrack Linkを『ジェネリックAirTag』としてご紹介した。
今回、同シリーズのバリエーションとして登場したSecurity SmartTrack Cardの美点はカードサイズだということだ。さっそく財布に入れてみたが、2.4mmというのは相当薄い。ちなみに、クレジットカードは0.76mmなので、およそクレジットカード3枚分というところ。
筆者は、abrAsus の『キャッシュレス財布』を使っているのだが、そんな薄い財布にも収納することができる。ちなみに、キャッシュレス財布はカードが5枚まで入るのだが、Security SmartTrack Cardとクレジットカード3枚をストレスなく収納することができた(使い込んで革が伸びているのかもしれないが)。
機能は基本的にSmartTrack Linkと同等。AirTag準拠で、AirTagと同じくアップル製品の『探す』アプリの『持ち物を探す』に連動しているので、全世界のiPhoneはじめ、アップル製品ユーザーのBluetoothを経由して、位置情報を取得する。もちろん、完全に暗号化されているので、経由したiPhoneなどのAirTagやSecurity SmartTrack Cardの情報が経由したという履歴は残らない。
筆者は、AirTagを海外旅行時にスーツケースに入れて預けるが、少なくともどの空港のどのあたりにあるかは分かるので、ロストバゲッジの心配は大きく減った。
AirTagとの機能的な違いは?
AirTagとの微妙な違いは、UWB(超広帯域無線通信規格)対応ではないので、室内での位置は分からないこと(AirTagは室内でも距離と方向を表示できる)。しかし、iPhone(や、その他登録しているデバイス)から、本機を鳴らすことができるので、室内で探すのにもそれほど不自由はない。
また、AirTagと違って本機側のボタンを押すとiPhoneを鳴らすことができるので、iPhoneを室内で紛失しても、Security SmartTrack Card側からiPhoneを見つけることができる。
内容物は、Security SmartTrack Cardカード本体と、粘着テープ付きの金属製クリップとなっており、価格は3990円。電池は内蔵型で交換できず使い切り。約3年使えるとのこと。
また、こちらもAirTagにない機能として、アプリ側から紛失モードにすると、カード裏面に表示されるQRコードから自分の連絡先を表示することもできる。
もっとも、国の治安によっては個人情報を表示するのは余計なリスクを招くかもしれないので、この機能を使うのは日本のような性善説が通じる国だけにしておいた方が良いかもしれないが。
パスポートにクリップしておくのもいいかも
クリップを使うと、ノートや手帳、バインダーなどに固定することができる。持ち歩かなければならないけれど、紛失したくないドキュメントに使うのにいいだろう。
また、海外旅行時にパスポートに固定しておくのもいいかもしれない。もっとも、パスポートはそもそも絶対に紛失したくないが……。
このSecurity SmartTrack Cardや、SmartTrack Link、AirTagなどを活用することで、自分のバッグなどの位置を取得できるようにしておくと、安心感は大きい。たとえば、筆者は海外取材時にはバッグごとにAirTagを入れているし、今後は財布にSecurity SmartTrack Cardを入れておくことができそうだ。
また、国内では自分のクルマにAirTagを積んであるので、世田谷の複雑な路地裏のコインパーキングに入れた時でも、迷わず自分のクルマに到達することができる。上手く使えば安心感も高いし、万が一の時のための備えになる。
財布をよく紛失する人は、ぜひ財布に入れておいていただきたい。
(村上タクタ)
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