ジェネリックではあるが機能は十分
この製品は簡単にいえばジェネリックなAirTag。AirTagの機能をほぼ完全にカバーしている。価格はAirTagの4780円(税込)に対して、Eufy SmartTrack Linkは2990円(税込)。AirTagより4割方安価とお買い得になっている。
Eufy SmartTrack Link
https://www.ankerjapan.com/products/t87b0
アップル製品と連携させて使うなら、使い勝手はAirTagとほぼ同じ。アップルの『探す』アプリで現在位置を追跡することができる。ストーカー防止機能についても同じ。iPhoneユーザーが自分のものではないAirTagとずっと一緒に移動すると、通知が来る。
またEufy SmartTrack Linkを持っていればこちらからiPhoneを鳴らすことができるので、紛失したiPhoneを見つけることもできる。そういう意味ではAirTagより機能が多い。もっとも、コアなアップル製品ユーザーならApple WatchでiPhoneを探すことに慣れているので、必須の機能というわけではないが。
Androidでの利用はお勧めしない
このEufy SmartTrack Link、一応Androidでも専用アプリ経由で使うことができる。
しかし、アップルの『探す』アプリが、世間のすべてのiPhone、iPad、Macの位置情報経由で位置を特定できるのに対して、Androidの専用アプリではBluetoothの範囲を出てしまうと位置を追跡できなくなる。後々何らかの対応があるのかもしれないが、今のところアップルデバイスと連携して使うデバイスと思っていた方がいいだろう。
AirTagの約半額以下、キーリングを組み合わせるとさらに価格差は大きい
機能はまったく遜色ない。
さらに、プラスチック製だからカバンの中で他のデバイスを傷つける心配なく、どこにでも収納しておくことができるし、キーホルダー用の穴が付いているので、単体で使うことができる。
アップルのAirTagはキーホルダーに付けようと思うと、安からぬキーリングを購入しなければならない。レザーキーリングは5580円(税込)、エルメスのキーリングに至っては、4万4780〜5万2280円(税別)となっている。これでは、財布の中身の乏しい筆者の場合、財布の中身よりAirTagのキーリングの方が高価……という本末転倒な事態に陥ってしまう(汗)。
それはさておき、紛失防止タグはできるだけいろんなバッグ、スーツケース、財布、バイク、自転車……などに付けておいた方がトラブルを防止できるのだから、安価なEufy SmartTrack Linkを買って、積極的に利用した方が良いと思う。
QRコードで連絡先を表示させられるのも特徴的
背面にはQRコードがプリントされている。紛失モードをオンにすれば、所有者の連絡先を表示するようにすることができる(アップルの『探す』アプリを利用する場合にはアプリ内の『見つかった持ち物を識別』から確認する必要がある)。
Eufy SmartTrack Linkはジェネリックではあるが、商品の性質上、複数個買って、さまざまな持ち物と組み合わせた方がいいのだから、安価であることは正義だ。筆者も何個か買って、より多くの荷物に入れておこうと思う。
そういえば、昨年の春にオーストラリアに行った時も、手荷物と大きい方のスーツケースにはAirTagを入れていたのに、AirTagを入れていなかった小さい方のスーツケースがロストバゲッジとなってしまった(翌日に発見されたが)。あの時にAirTagを入れていれば、位置を追跡できたはずだ。次はEufy SmartTrack Linkを入れておこう。
(村上タクタ)
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