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会社支給のマウスが、Logicool M750/650/550だったら、モチベーション爆上がりなのに

Logicoolが今年2月に発売した、スタンダードマウスM650のラインナップを拡大。Signature M750/650/550の3モデル、2サイズ、5カラー計30モデルを一気にラインナップした。狙うは『ベーシックユーザー』の中の『シンプル&ベターユーザー』。

超高級マウスを使わない人にもより良いマウスを

筆者は、ここ18年間、Logicoolの最上位マウスを使い続けている。デスクワークが長いので、マウスやキーボードなど、手に触れるインターフェイスはとにかく気に入った物を使って、快適に仕事をしたいと思うのだ。

もちろん、我々ほどヘビーユーザーばかりではないと思うので、ライトなユーザーの方が、そこまでこだわるワケではないというのも分かっている。なにしろ、現行のLogicoolの最上位マウス、MX Master 3SはLogicoolストア価格で1万6940円(税込)。決して安くはない。また、企業の大量導入にあたっては、100台、1000台……という単位での導入になるので、マウスに1万6940円ものお金をかけるわけにはいかないというのも理解できる。少しでも安いモデルを買うことになる……というのもある意味仕方ない。

だが、そこは考えを改めていただきたい。コストを追加するとしても、高性能なモデルで効率よく仕事ができるのなら、そちらを選んだ方がいいいに決まっている。

15%のシンプル&ベターユーザーのために

今回の新製品のポイントは、まさにそこにある。

Logicoolの分析によると、あまりマウスやキーボードにこだわらないベーシックユーザー層が41%もいるそうだ。しかし、よくよく聞いてみると、その中には『シンプルで、より良いものであれば、予算以上のものを買う』という人が15%内包されているのだという。Signature M750/650/550がターゲットとするのはこの15%だ。その人たちをLogicoolは『シンプル&ベターユーザー』と名付けた。

そのためM650には、単なる『低中価格帯』というに留まらない『機能』『デザイン性』『感覚性能』の高さが追求された。つまりは『超ハイコストパフォーマンス』なのである。

先行して発売されたM650の開発で特に注目されたのがスクロール機能だ。ウェブサイトやドキュメントを読んだりというオフィスワークの中で、特によく使う機能がスクロール機能で、優れたスクロール機能があれば取り入れたい……というニーズが確実にあるのだそうだ。

そこで、設けられたのが新しいSmartWheelだ。MXシリーズのマグホイールほど高性能ではないが、指ではじくように速く回すと、高速スクロールを体験することができる。これは一般の方にとっても便利だと思う。また、サイドボタンも2つあり、『進む/戻る』の他にさまざまな機能を割り当てて使うことができる。

LとSMの2サイズ展開

デザインもLogicoolらしい、シンプルで美しいもので飽きがこない。右手でも左手でも使えるユニバーサルなデザインになっている。

さらに、サイズは2サイズ展開とされた。これはさまざまな手のサイズに対応するためとされているが、実際のところ、手のひらをマウスの背に乗せたいかどうか? という部分で好みが分かれるところ。筆者のように、手のひらをベッタリとマウスに乗せたいタイプの人はLモデルの方がフィットする。指先でつまむように持つ人は、SMモデルの方が良いだろう。

電源は乾電池タイプだが1本で24カ月持つのだそうだ。また、特徴的な部分として、Logi Boltに対応していることが挙げられるだろう。Bluetoothより途切れにくく安定して繋がるし、暗号化されているので、セキュリティ的にも安心だ。

ちなみに、M650の価格はLogicoolストア価格で4620円(税別)となっている。

高機能なM750と、よりシンプルにしたM550

それぞれの機能の違いにも触れておこう。

M750はM650の好調な売れ行きを受けて作られた上位モデル。

新たに、Easy Switch、Flow、DPI切り替えスイッチなど、MX Master並みの高機能が追加されている。

価格は5280円(税込)

M550は逆にM650でも高価だという人、持った時にサイドボタンが反応してしまうのが、イヤだという人向け。シンプルに機能を絞りつつも、SmartWheelやLogi Boltなどの高い基本性能を持ち3960円(税別)の低価格を実現している。

軽くて快適

実際、筆者のような、高機能マウスを使い慣れた人間が持っても、快適に感じるほど使い心地はいい。

重厚感や、MX Masterのような極限の正確性はないが、軽いし、日常的な使用感はいいし、手にフィットする。シンプルだが、大胆な曲面を描くボディラインも美しいし、左右のエグりと、そこに設けられたウェーブ状のディテールによる持ちやすさも心地よい。

個人で、「1万円以上もするような高機能マウスは要らないけれど、日常使用で充分に心地よいマウスが欲しい」という人にもフィットすると思うし、会社の大量導入などにも相応しいと思う。無頓着に安っぽいマウスをあてがう会社と違って、こんなマウスを提供してくれる会社なら、筆者なら「社員のこと考えてくれているんだな!」って、ロイヤリティが爆上がりしてしまうと思う。

Logicool マウス
https://www.logicool.co.jp/ja-jp/products/mice.html

(村上タクタ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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