HHKBのキートップをすっきりさせたい!
「え? キーボードに何も書いてない! こんなの使えるんですか?」と驚かれたいがために使う無刻印キートップ。
「ブラインドタッチをマスターしていれば、キートップの印字なんて不要ですよ!」エキスパートなら、軽やかにそう応えたいものだ。
しかし、従来、無刻印キートップはUS配列モデルにしか用意されていなかった。
エンジニアにはUSキーボードを愛する人が多いが、筆者のように文章を書くためにHHKBを使っている人にはJIS配列を使っている人も多かったはず。「JIS配列だけど、無刻印キートップを使いたい!」という要望が多かったはずだ。
そんな要望に応えて、白と墨の「キートップセット日本語配列無刻印」が5月19日に発売された。価格は7590円(税込・PFUダイレクト価格)。
Happy Hacking Keyboard 日本語配列の無刻印キートップセットを販売開始
https://happyhackingkb.com/jp/news/2022/news20220519_keytop.html
さらに、発売キャンペーンとして、日本語配列のHHKB Professional HYBRID Type-Sと、キートップセット日本語配列 無刻印をセットにして、通常価格4万4440円(税込)のところを4万円(税込)ピタリで、白と墨が200セットずつ販売される。
実際に入れ替えてみよう
さて、「JIS配列だけど、無刻印キートップを使いたい!」筆者としては、さっそく無刻印キートップをセットしてみた。
まず、付属の工具を使って、キートップを抜いていく。
抜き終わった。
次に、無刻印キートップをセットしていく。ちなみに、箱に入った状態からどの列のキーかを混ぜないように配置していく必要がある。
無刻印キーとはいえ、HHKBは列ごとにキートップの高さ、傾きが微妙に違う。そして、無刻印キーだと、一度混じってしまうと、どの列のキーかを見分けるのが難しくなるのだ(裏側のリブの高さなどをよく見ると、違いを見分けることは不可能ではない)。
完成! 無刻印キートップを入れると非常にシンプルで美しい。
ちなみに筆者はこういう記事を書くたびにキートップを入れ替えているので、20分ほどあれば差し替えることができるようになった。さらに熟達すれば10分ほどで差し替えられるのではないかと思う。
それほど、大変な作業ではないのだ。
デスクに置いてみた。キーボードの上に余計な文字の刻印がないと、これほど美しいのか! と驚くほどスッキリしている。これで雑念なく文章を書くことに集中することができる。
筆者は、HHKBエヴァンジェリストに選んでいただいているので、記念にいただいたキーをセットしてみた。うーむ、カッコいい!
さらに、マニアックなオーダーも可能!
しかし、しばらく使ってみると、文章を書いたりするのに不自由はないが、パスコードを入れたりするのに、『e9#z4bg@h3』とかいう文字列を慎重に入力しようと、キートップを見てしまったら、もういけない。キートップと同じく、頭の中も真っ白になる(笑)
特にアルファベットは問題ないが、記号キーが難しい。そこで、なさけないけど、数字の一部と記号キーだけ元に戻して使っている。
そんな私のために、遊舎工房でキートップをプリントするというサービスを展開している。かな表記のないスッキリしたシンプルなフォントのテンプレートも用意されているし、このテンプレート(AIデータ)をベースにオリジナルデザインのキートップを作ることもできる。
これは魅力的だ。
もちろん、オリジナルデザインのキーボードを作りたいのだが、全文字を適切なサイズで打ち変えるとなると、それなりに手間がかかるし、そもそもどういうデザインにするか……と考えるとなかなか悩ましい。
ともあれ、オリジナルデザインのキートップをオーダーしたら、またレポートしたい。
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