書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

マニア必携、HHKBの白と墨に無刻印キートップセット登場!

パソコンを使う仕事をしている人の多くが毎日使い続けるキーボード。キー入力の快適さを追求し続けて25年、キーボードマニアなら誰もが知っている王道のHappy Hacking Keyboard(以下HHKB)のJISキーボードで使えるキートップセットに無刻印が登場した。

HHKBのキートップをすっきりさせたい!

「え? キーボードに何も書いてない! こんなの使えるんですか?」と驚かれたいがために使う無刻印キートップ。

「ブラインドタッチをマスターしていれば、キートップの印字なんて不要ですよ!」エキスパートなら、軽やかにそう応えたいものだ。

しかし、従来、無刻印キートップはUS配列モデルにしか用意されていなかった。

エンジニアにはUSキーボードを愛する人が多いが、筆者のように文章を書くためにHHKBを使っている人にはJIS配列を使っている人も多かったはず。「JIS配列だけど、無刻印キートップを使いたい!」という要望が多かったはずだ。

そんな要望に応えて、白と墨の「キートップセット日本語配列無刻印」が5月19日に発売された。価格は7590円(税込・PFUダイレクト価格)。

Happy Hacking Keyboard 日本語配列の無刻印キートップセットを販売開始
https://happyhackingkb.com/jp/news/2022/news20220519_keytop.html

さらに、発売キャンペーンとして、日本語配列のHHKB Professional HYBRID Type-Sと、キートップセット日本語配列 無刻印をセットにして、通常価格4万4440円(税込)のところを4万円(税込)ピタリで、白と墨が200セットずつ販売される。

実際に入れ替えてみよう

さて、「JIS配列だけど、無刻印キートップを使いたい!」筆者としては、さっそく無刻印キートップをセットしてみた。

まず、付属の工具を使って、キートップを抜いていく。

抜き終わった。

次に、無刻印キートップをセットしていく。ちなみに、箱に入った状態からどの列のキーかを混ぜないように配置していく必要がある。

無刻印キーとはいえ、HHKBは列ごとにキートップの高さ、傾きが微妙に違う。そして、無刻印キーだと、一度混じってしまうと、どの列のキーかを見分けるのが難しくなるのだ(裏側のリブの高さなどをよく見ると、違いを見分けることは不可能ではない)。

完成! 無刻印キートップを入れると非常にシンプルで美しい。

ちなみに筆者はこういう記事を書くたびにキートップを入れ替えているので、20分ほどあれば差し替えることができるようになった。さらに熟達すれば10分ほどで差し替えられるのではないかと思う。

それほど、大変な作業ではないのだ。

デスクに置いてみた。キーボードの上に余計な文字の刻印がないと、これほど美しいのか! と驚くほどスッキリしている。これで雑念なく文章を書くことに集中することができる。

筆者は、HHKBエヴァンジェリストに選んでいただいているので、記念にいただいたキーをセットしてみた。うーむ、カッコいい!

さらに、マニアックなオーダーも可能!

しかし、しばらく使ってみると、文章を書いたりするのに不自由はないが、パスコードを入れたりするのに、『e9#z4bg@h3』とかいう文字列を慎重に入力しようと、キートップを見てしまったら、もういけない。キートップと同じく、頭の中も真っ白になる(笑)

特にアルファベットは問題ないが、記号キーが難しい。そこで、なさけないけど、数字の一部と記号キーだけ元に戻して使っている。

そんな私のために、遊舎工房でキートップをプリントするというサービスを展開している。かな表記のないスッキリしたシンプルなフォントのテンプレートも用意されているし、このテンプレート(AIデータ)をベースにオリジナルデザインのキートップを作ることもできる。

これは魅力的だ。

もちろん、オリジナルデザインのキーボードを作りたいのだが、全文字を適切なサイズで打ち変えるとなると、それなりに手間がかかるし、そもそもどういうデザインにするか……と考えるとなかなか悩ましい。

ともあれ、オリジナルデザインのキートップをオーダーしたら、またレポートしたい。

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

Pick Up おすすめ記事

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...