30年前のなんと2倍! 高騰するヴィンテージデニムの価格変遷を追う【WRANGLER(ラングラー)編】

近年のヴィンテージブームでデニムが高騰を続けている。90年代のヴィンテージブームを超えており、驚きの値段になったものもある。アメリカデニム御三家の一つ「ラングラー」における銘品の相場を公開。1947年にワークウエアメーカーであるブルーベルがカウボーイジーンズを銘打ち、ラングラーをスタートさせた。1965年にブルーベルのマークが取れるので、それまでのヴィンテージは特に評価が高いのも特徴だ。※価格の変遷の金額はゴールデンサイズで、色残りが50〜60%程度のものを基準にしています。

「フェイクアルファ」店長・澤田一誠さん|1971年生まれ。ヴィンテージブーム時の96年よりフェイクαに在籍する原宿のレジェンド的な人物だ。大のフィフティーズ好きでもあり、愛車はトライアンフのサンダーバードとボンネビル。

【1950年代初頭】WRANGLER 111MJ

プロトタイプ、11MJと続く111MJは1950年頃にリリースされたフラッグシップモデル。丸いカンヌキやアクションプリーツなど、ラングラーらしい意匠が随所に。初期は塩ビパッチ。RIC金丸氏所蔵

【価格変遷】
90年代 約100,000円
5年前 約250,000円
現在 約350,000円

【1950年代中期】WRANGLER 111MJ

1955年以降に3つポケットの111MJが登場する。デニム生地も11ozから13ozに変更され、大幅にデザインが変更されている。ジッパー仕様の名作11MJZのデザインと似るのも特徴。140,800円

【価格変遷】
90年代 約50,000円

5年前 約70,000円
現在 約100,000円

【1960年代】WRANGLER 24MJZ

3つポケットの11MJZの後継モデルとしてリリースされた24MJZは1963年頃に登場した。4つポケットに変更され、競合他社にはないジップアップ仕様。デニムは14ozを使用。RIC金丸氏所蔵

【価格変遷】
90年代 約30,000円

5年前 約50,000円
現在 約78,000円

【1950年代中期】WRANGLER 11MWZ

1950年頃にリリースされた不朽の名作。希少なデッドストックで、フラッシャーに1954年のロデオチャンピオンが載っているので、1950年代中期に生産されたと思われる。内の刺繍タグも当年代の特徴。657,800円

【価格変遷】
90年代 約60,000円
5年前 約90,000円
現在 約200,000円

【1960年代】WRANGLER 11MWZ

1960年代初頭よりサイレントWの真ん中が浅いデザインになり、小山と呼ばれる仕様に。また内タグが刺繍からプリントになり、ベルが斜めになるのも特徴。シルエットに大きな変化なし。RIC金丸所有

【価格変遷】
90年代 約40,000円
5年前 約50,000円
現在 約90,000円

【1950年代初頭-60年代】WRANGLER 11MWZ

Wのステッチが深いものが大山と呼ばれ、内が刺繍タグであれば50年代と判別できる。ただプリント斜めベルタグの大山も極少数ながらも存在するのだ。RIC金丸氏所蔵

【価格変遷】
90年代 約50,000円
5年前 約70,000円
現在 約120,000円

(出典/「Lightning 2026年8月号 Vol.388」)

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