プリント技法の種類
プリントといえど、その技法はさまざま。どれもオールドアメリカンスタイルから生まれたものだ。その種類を解説しよう。
水性ラバー

油性ラバーに比べて表面がドライな仕上がりに。経年でクラックが生じ特有のヴィンテージ感に育つ。
油性ラバー

ペンキのデメリットを改善すべくして生まれた油性ラバープリント。細かなデザインも対応可能になった。
フロッキー(シート)

電着より手軽にシート状にしたフロッキーを圧着によって貼る手法。アメリカならではの合理性が窺える。
ウールフェルト

スポーツや大学における管理番号として付けられたのが起源。初期はウールフェルトを縫い付けた。
発泡

1980年代に大流行した発泡プリントは熱によりプリント面がぷっくりと立体的に形成される特殊な技法。
水性染み込み

Tシャツ生地にインクを染み込ませるプリント手法。ボディや色によって向き不向きも浮き彫りとなった。
ペンキ

デザインをはっきり表現できるペンキ塗料を使用したプリント。経年によるヒビ割れや剥離もアジとなる。
フロッキー(電着)

生地に接着剤を塗り、毛羽(フロック)を静電気で接着する手法。ウールフェルトに変わる技術だった。
ボディ形状の種類
いつも何気なく着用しているTシャツでもボディ形状にそれぞれバリエーションがある。ここではその基礎を解説しよう。
セットインスリーブ

最もベーシックなTシャツの形。袖付の縫製がボディに対して垂直に付けられている。
ラグランスリーブ

首から脇の下まで斜めに縫製されたラグランスリーブは動きやすさを重視したデザイン。
フットボール

胸から上部が切り返されているフットボール型。スポーティかつタフな作りとなっている。
ベースボール

その名前のごとく、野球のアンダーシャツがベース。ラウンドする裾とラグランスリーブが特徴。
フリーダムスリーブ

ラグランにように首からS字に縫製された仕様。肩の動きを妨げない設計となっている。
セットインフリーダムスリーブ

セットインとフリーダムのハイブリッド型。ヴィンテージでは希少な個体とされている。
ネックデザインの種類
ネックデザインで印象は大きく変わるもの。定番から個性派まで、6種類の違いをチェックしてTシャツ選びの参考にしよう。
クルーネック

最もベーシックなデザインで一般的に丸首のことを指す。定番として広く親しまれている形状。
Vネック

フロントの首元がV字にカットされているディテールを意味し、浅V、深Vといった派生系も存在する。
Uネック

Uの字のように首元が広く開いたデザインのネック周りを意味する。リラックス感のある印象を与える。
ボートネック

丸首の派生系で左右が広めに空いている首周りのことをいう。肩周りをすっきり見せる効果がある。
ヘンリーネック

丸首をベースに中央に前立てが設けられ、ボタンが1個から複数個付けられたクラシカルなデザイン。
ハイネック

クルーネックの首周りが高くデザインされた仕様。そのほかモックネックやタートルネックなども同系。
(出典/「
photo/Nanako Hidaka 日高奈々子 text/Tamaki Itakura 板倉環
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