
「スクーブ」代表・笹野康二さん|他業種で働きながら大好きな靴の勉強を始め、靴工場に転職。その後、仲間とともに浅草を拠点に独立し、2017年にオリジナルブランド、スクーブを立ち上げる。
汚れに合わせて、ブラシを段階的に使い分ける
用意するもの

馬毛ブラシ、柄付きブラシ、金ブラシ、クレープブラシ、バンブーローション、起毛皮革用防水スプレー、クレンジングスプレー、クロス
[Before]

コバ付近や履き口など、汚れが付着しやすいところには黒ずみが目立つ。主にブラッシングが中心だが、手入れによってここまで変わる
セルフメンテナンスの手順
STEP1.ブラッシングで全体のホコリを落とす。

馬毛ブラシで、くまなく全体のホコリを落としていく。一方向ではなく、ランダムにブラッシングするのがポイント。
STEP2.金ブラシで汚れをかき出す。

金ブラシは、繊維同士の絡まりをほぐし、汚れをかき出すことができる。なるべく小刻みに、奥に詰まった細かい汚れを取り除く。
STEP3.バンブーローションで保湿&クリーニング。

バンブーローションは、竹から抽出したエキスで保湿効果を与えながらクリーニングすることができる。少し離れた距離から均一に振りかける。
STEP4.クレープブラシで汚れを吸いとって落とす。

汚れが浮き出たところで、クレープブラシを使用。粘り気のあるクレープ状の柔らかなゴムがついており、汚れを吸収しながら落としていく。
STEP5.部分的に汚れを落としていく。

布にクレンジングスプレーを吹き付けて、コバまわりを磨いていく。汚れが落ち切れていないところがあれば、部分的に拭いてみる。
STEP6.金ブラシで毛並みを整える。

金ブラシで毛流れに沿って、優しく毛並みを整えていく。パーツによって毛流れが違うので注意。防水スプレーを振りかけてフィニッシュ。
金ブラシはスウェードにおいてかなり万能。


金ブラシは、毛先に適度な硬さとしなりがあり、革そのものを削りにくいためスウェードは最適。特に周りにナイロンのブラシがついたタイプは一本あれば重宝する。
汚れやすいスウェードは防水スプレーでコーティング

防水スプレーを吹き付けると、革の繊維1本1本の表面に、極薄の撥水・撥油皮膜が形成された状態になる。この皮膜により水分や汚れが繊維に染み付きにくい。
コバは意外とカビが生えやすいので注意。


インクが塗られているコバはカビが生えやすい。クリーナーを付けた布で拭くと対策として効果的だ。また柄付きの細いブラシで細かな部分の汚れも落とそう。
photo/Nanako Hidaka 日高奈々子 text/Joji Sakaguchi 坂口丈治
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