Nine Tailor × VA-VAの絣ロールキャップ
はじめまして、この秋ライトニングに参加したジョージと言います。本名です。初のエディターズピック担当で、どんなアイテムをご紹介すべきか散々悩みました。ここは自己紹介として、自分らしさ全開のアイテムをチョイス。
僕はジャパンデニムと民藝品が大好きです。そのどちらにも共通して言えるのは、作り手の痕跡が感じられ、表情の変化を生活の一部として楽しめること。ジーンズのステッチ幅のバラつきや器の絵付けに偶然性を感じられたり。量産品にはない手仕事の魅力に取りつかれています。
つい先日、九州産を中心とした民藝品や洋服を販売しているバーバ(東京・表参道)で、三度見して購入したこの帽子。
絣(かすり)という、伝統的な先染めの織物技法による生地。織る前の糸の段階で部分的に防染し、染め分けた糸を使うことで、織り上がったときにかすれたような文様が現れるのが特徴です。特にこの久留米絣は、重要無形文化財と伝統工芸品の指定を受けているそう。
ネップ感があって表情豊かなデニムが好き、そんな人にはきっとこの魅力伝わりますよね? 改めて写真で見るとインパクトありますが、淡い色味なので被ると服装に馴染むのも購入の決め手でした。

日本国内での生産に重きを置き、職人や工場と向き合いながら丁寧なものづくりを続ける帽子ブランド・ナインテーラー。そんな同ブランドに、セレクトショップ・バーバが別注を依頼して完成した特別な一品。久留米絣の生地を使用し、先染めによる複雑な柄が唯一無二の表情を生み出している。15,400円(バーバ/Tel.03-6434-1373 www.va-va.jp)

ツバをロールするとフィッシャーマンキャップのようなルックスに。個人的にはこのようにして浅く被るのが好み。冬でもあったかいです。

なんとも言えぬこの面構え。複雑に織りなされる柄はふたつとして同じものはなく、非対称さもまたグッドポイント。これおかずに飯3杯はいけます。

日本製に重きを置く両者が手を組み、クラフト感と現代的なデザインが共存した、完成度の高い仕上がり。ふたつのタグもまた誇らしげだ。
photo/Yoshika Amino 網野貴香
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