2ページ目 - シューストアであってシューストアでない! 香港の繁華街で大人の男の物欲を満たす新感覚シューストア

シューケアやリペアに欠かせない大型のマシンはもちろん現在も稼働中。良い物を長く愛用してもらうためのサポート体制も万全。本質はやはり安心してもらえるシューストアなのだ。

【DATA】
Leather Healer
Causeway Bay,Kai Chiu Rd,
16號1樓
https://leatherhealer.com/
※角の建物の2、3階が店舗

最初はほんの小さなリペアショップから

2015年にスタートしたレザーヒーラー。最初は現在の姿からは想像もできないシューリペアショップだった。創業者で、オーナーであるウェインがたった一人で始めた夢物語。

「最初はクーロンで、しかもとても小さなスペースでスタートしました。日本でシューシャイナーが活躍し、スタイルのあるリペアショップが話題になっているのを知って、私もそれを香港でやりたいって思ったんです」

しかし、彼が行き着いたのは、日本で見たものよりも、さらに大きな構想だった。

「靴を売るだけでなく、スタイルを提案するようなお店にしたかったんです。自分自身が大好きなヘリテージスタイルの提案です。革靴ってスーツに合わせるのが一般的だと思われますが、実際には今日の私のように膝の破れたジーンズに合わせてもいいし、ウエスタンシャツにも合う。ワーク、ミリタリーなどヘリテージスタイルの定番アイテムとの組み合わせでいいんです。アメカジに革靴、格好いいですよね」

自分の好きなものを揃えたいというピュアな欲求のままに店は発展していった。そのスタイルに共感したカスタマーも多い。

「店にはさまざまな方がやってきます。革靴を求めて来る人もいれば、ジーンズを買いに来る人もいます。香港のセレブリティもいれば、海外からのツーリストも。すべての人に、楽しんで買い物をしてもらいたいので、店作りにも、商品のラインナップにも、自分の思いを詰め込んでいます」

共感してくれているのはカスタマーばかりではない。

「うちは靴が好きで、ヘリテージファッションが好きなスタッフたちばかりです。みんな、好きなものに囲まれて、楽しそうに働いてくれます。その笑顔はカスタマーにも伝わります。リペアの相談に来る方も多いので、スタッフもしっかりとした知識を身につけなければなりません。靴のことだけでなく、ジーンズのことにも詳しくならないといけません」

靴とヘリテージスタイルの夢物語を突き進んできたレザーヒーラーのオーナー・ウェイン。自分の「好き」をカタチにしたバイタリティ溢れる若き経営者だ。革靴メインのシューストアでもスタイルは破れたジーンズだ。

小さなシューリペアショップからスタートして節目の10年を迎えたことを記念して盛大なイベントも自分自身で企画。スタッフで力を合わせて運営まで自分たちで全てやり遂げた。

レザーヒーラーの精鋭スタッフたち。オーナーのウェイン同様に、みんながヘリテージスタイルの伝導者。靴に関するだけでなく、幅広く、多角的な知識を身に付けているエキスパートたちだ。

10周年のイベントを開催!

10月の香港で、レザーヒーラーの10周年イベントが盛大に執り行われた。このイベントでは、10周年記念アイテムがローンチ。メインとなったスーベニアジャケットなどを手がけたフルカウントオーナーの辻田さんもゲスト参加。カスタマーの他に香港のセレブリティ、インフルエンサーなども多数集まった。

レザーヒーラーの目の前にあるショッピングモールのテラスに設けられたイベント特設会場は大賑わい。

ジーンズはアートだ! と言わんばかりに、香港の刺繍職人が手がけた特別なジーンズが飾られる。多くの人々を魅了していた。

フルカウントのエイジングサンプルがたくさんディスプレイされ、ジーンズ愛好家の目の保養もしっかり。年月を重ねたジーンズは美しい。

イベント会場にはいくつものフォトスポットが用意され、大勢の来場者が写真を撮りまくれる。フルカウントのアイテムも多数展示。

大勢の来場者を集めたパーティイベントに欠かせないのがDJ。イベントの演出もプロ並みのこだわりが満載だった。

香港では慶事に欠かせないのが獅子舞。プロのアクターによる演舞がイベントのフィナーレを飾った。迫力満点!

こちらが10周年記念アイテムのローンチコーナー。目玉となるフルカウントとのコラボによるスーベニアジャケットをはじめ充実の品揃え

10周年記念アイテムも満を持して登場!

レザーヒーラー10周年を記念して製作された数多くの限定アイテム。香港の伝統的なデザインとヘリテージスタイルが融合したアニバーサリーに相応しい品々はカスタマーを熱狂させるコレクションだった。

フルカウントとのコラボで生まれたスーベニアジャケット。大阪の刺繍職人が手掛けた特別な1着は桐箱入りで販売。8200香港ドル

レザーヒーラー10周年記念アイテムは店頭やオンラインでも販売中。香港旅行のお土産にもぴったりなアイテムが多数ラインナップされた。いずれも限定品

フルカウントの人気アイテムであるデニムキャップ。通常なら「F」と入るところにレザーヒーラーのイニシャル「LH」が。ウォッシュド加工のみ。

(出典/「Lightning 2026年1月号 Vol.381」)

この記事を書いた人
松島親方
この記事を書いた人

松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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