進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。

668US SPECIAL HORSEHIDE ONESTAR

ショットが理想とするホースハイドを求めて日本屈指のタンナーに特注した革を使ったワンスター。植物タンニン鞣しの茶芯仕様で、着込むほどにヴィンテージさながらの風合いへと変化する。革表面に現れる鈍い艶と深みのある光沢は、他の革とは一線を画す佇まいに。ヴィンテージのワンスターを意識した黒タグやウールライニング、八角ベルトバックルも再現しているため、ヴィンテージ好きも納得の仕上がりに。29万9200円

Schott PR 山崎雄城さん/艶のあるドレッシーな馬革ライダースにクリーンな白シャツをチョイス。開襟シャツをラフに着崩すことで、ライダースの無骨さに溶け込む大人の装いが完成する

618US RIDERS

ショットを古くから知るファンなら誰もが知る王道モデルの618。クラシカルなダブルライダースのデザインに、タフなステアハイドを採用した一着だ。ライニングには断熱性に優れたナイロンキルトを使用しているため防寒性も高く、バイカーからも高い信頼を獲得。当時から続くアメリカ製なのも嬉しいポイント。19万8000円

Schott Brand Manager 森田一成さん/伝統的なライダースはやはりロックスタイルがバッチリ似合う。インナーの黒Tシャツをはじめダークトーンでまとめたスタイルはまさに王道。サングラスなど小物を取り入れるのも◎

568US VANDALS JACKET

映画『THE BIKERIDERS』の劇中衣装として話題のモデル。1928年の初代パーフェクトの“Dポケット”をはじめ、ジッパーやポケットなどヴィンテージの意匠も再現している。革は手に馴染む質感が人気のネイキッドカウハイドを採用。25万3000円

Schott TOKYO-BAY Shop Manager 松浦友紀/ヴィンテージ感を主張するDポケットには、キャスケットのような時代感を合わせたアイテムを使うことでバランスが取りやすくなる。眼鏡やシルバーのさり気ない小物使いにも注目だ

LOT.025 LEATHER PANTS

約1㎜厚のクロム鞣しの牛革を使ったレザーパンツ。フロント部分はハギを入れず一枚革を採用した贅沢な仕様で、ゆとりあるヒップと深めの股上で快適な穿き心地を実現。シルエットは日本人の体型に最も似合う理想的なテーパードである。9万2400円

669US SPECIAL HORSEHIDE CAFE RACER JACKET

日本で鞣した馬革を本国工場で縫製したアメリカ製の一着。着込むほどに表面が擦れて茶芯が覗き、色気ある革へと変化する。肩まわりにはアクションプリーツを採用しライディングポジションを妨げないフィット感を実現。シンプルなデザインはタウンユースとしても高い汎用性を誇り、幅広いスタイリングに対応する。29万4800円

Schott PR 坂本偉安さん/旧きよき時代のシングルライダースでも、モダンに着こなせることを証明するコーディネイト。タック入りのワイドチノでバランスを取り、無骨さに抜け感を添えたプロの技が光る

NO COLLAR RACING JACKET

1950〜60年代のバイクカルチャーから着想を得たクラシカルなレーシングジャケット。クロム鞣しの牛革を使用し、しなやかさと耐久性を両立している。白い革で切り返したデザインや肩のパテッドがヴィンテージのムードを強調。シンプルなデザインだけにタウンユースにも映える洗練された佇まいも魅力のひとつだ。11万8800円

230US COSSAK JACKET

ヴィンテージ感のある面構えのコサックジャケット。戦前のモデルがモチーフとなっているため、特徴的なショールカラーやボタンフロントが上品さを演出する。厚みのあるシープスキンが生み出す自然なシボ感と、茶芯によって強調されていくエイジングは、着込むほどに深い味わいを増していく自分だけの一着になる。19万8000円

Schott LAZONA KAWASAKI Shop Manager 中道稜さん/コサックジャケットと相性抜群なブリムハットを使って、男臭い着こなしを披露してくれた中道さん。アイテムの色数も少なくまとめることで、雰囲気ある着こなしを完成させた

NEWBIE SUEDE LEATHER JACKET

ヴィンテージのワークジャケットに着想を得たデザイン。スウェード素材なのでカジュアルで着やすいのが特徴。フロントボタン仕様ながら、袖はライダースを意識したジッパー仕様という、ショットならではの遊び心が嬉しい。10万7800円

LEATHER COACH JACKET

シンプルながらも上質さが際立つ、大人のためのレザーコーチジャケット。カウハイドを使いつつも、ゆとりのあるシルエットでラフに羽織れ、アメカジからストリートまで幅広く対応。着込むほどに深みを増していくので、自分色に育てたい。11万8800円

LEATHER HOODED JACKET

使い勝手の良いジップアップパーカをクロム鞣しのカウハイドに置き換えたユニークな一着。意匠には1930年代のスウェットに着想を得たボクシンググローブ型のハンドウォーマーポケットを採用。カジュアルな仕上がりなので、普段のパーカを着る感覚でコーディネイトにレザーを追加できる。11万4400円

LEATHER COMB. PEA JACKET

日本の気候に合わせて開発された24ozのウールメルトンと馬革で仕立てたピーコート。高い防寒性を備えつつも、日常使いに適した設計が特徴。日本で鞣した茶芯の馬革を本国にて生産したというストーリーもファンに刺さるポイントだ。14万3000円

LEATHER COMB. VEST

使い込むほどに艶を増す渋なめしの牛革と、軽快なコットン混紡生地を使ったダウンベスト。ダウンは4層構造にすることで高い防寒性を実現しさらなる軽量化にも成功。軽さと保温力を兼ね備えた、冬の定番にふさわしい名作が復活する。6万6000円

【問い合わせ】
Schott Grand Store TOKYO TEL03-3464-1913
Schott WEST TEL06-6535-8786
Schott NAGOYA TEL052-228-1492
https://mix.tokyo/pages/schott

(出典/「Lightning 2025年12月号 Vol.380」)

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

Pick Up おすすめ記事

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...