あえて逆輸入のランクルはいかが?|1988 TOYOTA LAND CRUISER

新型の300系もようやく街で見かけるようになり、70シリーズも再々販が決定。ここのところ何かと話題のランドクルーザー。そんな歴代ランドクルーザーの中でも変わらぬ人気を持ち続けているのが、現在のステーションワゴンシリーズのルーツともなった60系モデルだ。

1988 TOYOTA LAND CRUISER

デビューは’80年なので、すでに40年以上が経過しているが、堅牢な構造ゆえに今でも数多くの個体が現存している。ここに紹介するのは、そんな60系ランドクルーザーの’88年式の北米仕様、つまり左ハンドルという個体だ。これまで数多くのランドクルーザーを取り扱ってきた東京のユーティリタスによって輸入され、ボディや足回りはもちろん、エンジンルームもネジ一本に至るまでピカピカにレストアされ、まるで新車にように美しい一台だ。北米仕様の逆輸入車はロールーフでオーバーフェンダーなし、かつガソリンエンジンということでシンプルでクラシカルな見た目が魅力だ。

スクエアでクラシカルなボディスタイルだけれど、4リッターOHV6気筒のエンジンと4速オートマチックの組み合わせの堅牢なメカニズムは、現代の路上でもまったく問題なく走ることができる。そこに「左ハンドルの帰国子女」というスパイスが加わったこんなクルマに乗ってみるのはいかがだろうか?

ディテールを見ていこう。

フロントグリルは年式によって丸目二灯と角目四灯が存在する。このクルマはオリジナルの角目四灯のまま。

ホイールはクロームされた純正のスチールホイールに、日本仕様とはサイズの異なるホワイトリボンタイヤの組み合わせ。

フロントフェンダー後部に国内仕様にはないエンジンルーム冷却用のダクトが備わるのが北米仕様の証。

北米仕様は国内仕様よりも乗り心地重視のリーフスプリングとなる。足回り周辺も可能な限り消耗品を交換した上でリフレッシュ。元々強固なつくりなので、今でも問題なく走行が可能だ。

エンジンはガソリンの4リッター直列6気筒。可能なパーツは交換し、細かなパーツは再メッキし、まるで新車のようなエンジンルームとなっている。

リアゲートは上下二分割で開く。ラゲッジルームは現代のクルマよりむしろ広く、セカンドシートを倒せば、更なるスペースを確保可能。

左ハンドルのダッシュは、基本的に国内仕様を反転した形状だが、メーターがマイル表示となるほか、シフトレバーが左寄りに移動しているのに対して、二駆/四駆を切り替えるトランスファーレバーが右側に残っているのが特徴。国内とはデザインの異なるベージュ/ブラウンのファブリックシートとなる。

Specification:

全長:4670mm
全幅:1800mm
全高:1750mm
ホイールベース:2730mm
エンジン:水冷直列6気筒
排気量:3955cc
燃料供給方式:インジェクション
駆動方式:4WD
税込車両価格:660万円

【DATA】
ユーティリタス
東京都小金井市貫井南町1-5-22
TEL042-384-7700
10時〜19時 火曜定休
https://www.utilitas.co.jp/

(出典/「Lightning 2025年10月号 Vol.378」)

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