「ウエアハウス」が提案! 本物ではなくても合わせ方やアイテム選びで現代的なウエスタンスタイルに。

カウボーイや農夫が暮らしていたアメリカ西部開拓時代の服装を起源に持つウエスタンスタイル。いまやアメリカ文化を象徴するファッションのひとつとなり、アメカジブランドでも定番のカテゴリーとして根付いている。近年は、そのウエスタン要素をほどよく取り入れた着こなしに注目が集まりつつある。今回は、「ウエアハウス」に誰もが取り入れやすい2025年最新コーディネイトを提案してもらった。

ウエスタンウエアもワークウエアの一種。

ジャケット3万8500円、パ ンツ3万7400円、Tシャツ、 バンダナ/すべてウエアハウ ス、ブーツ、ハット/ともに ヴィンテージ

ウエスタン文化が成熟したのは西部開拓時代の中でも主に19世紀後半。この「グリーンバウム」のデニムブラウスのオリジナルも時を同じく19世紀後半のプロダクトだ。ウエアハウス阪急メンズ東京店の店長にしてヴィンテージにも精通する坂本浩さんの見解によれば、「当時は鉄道作業員や農家、エンジニアといった職業ごとにワークウエアは細分化されていなかったと推測されます。当時の資料でも、このデニムブラウスのようなアイテムを着ているウエスタンを見たことがあります」とのこと。すなわち、このブラウスはリアルなウエスタンウエアには近からずとも遠からず、といえるだろう。

そしてこのブラウスに“ウエスタン”を感じる最大の特徴は、ポケットに施された革の補強だ。ワークウエアの生地の補強のためのディテールとしてリベットが有名だが、ジーンズの元祖・リーバイス社が金属リベットの特許を取得したのが1873年5月20日。その1年後、1874年8月25日に革によってストレスポイントを補強する特許を取得したのが「グリーンバウムブラザーズ」であった。小さな面積ではあるものの、このレザーの放つ存在感や、ウエスタンとの結びつきの強いインディアン特有のネイティブ柄に多くみられる三角の形状から、“ウエスタンらしさ”が多分に感じられる。

したがって、コーディネイトに取り入れる際もウエスタンを意識するとうまく纏まる。ブラウスと同生地のパンツを着用し、ハットや首に巻いたバンダナ、ブーツを合わせた坂本さんの装いがその好例だ。「ウエスタンウエアも広い意味ではワークウエアのひとつ。そこまで難しく考えずにいつものワークスタイルのような感覚で組んでいます。しかし、このブラウスとジーンズを普通に着ると、ただのデニムのセットアップになってしまいます。そこで、小物選びが重要なんです。被っているのはウエスタンハットではないですし、ブーツもエンジニアです。必ずしも本物のウエスタンアイテムではなくても、合わせ方やアイテム選びによって、現代的なウエスタンスタイルをイメージしています」

GREENEBAUM 1880 HEAVY LEATHER BOUND BLOUSE

“Gジャンの起源”ともいえるショートタイプのデニムブラウス。19世紀後半の「グリーンバウム ブラザーズ」のヴィンテージを再現している。左右対称に配置されたポケットは、この時代のワークウエアとしては珍しいディテールだ。3万8500円

背面には鉄製のバックルバックが付く。生地はタテ糸に7.5番手×ヨコ糸に16番手の糸を使用したセルビッチライトオンスデニムを採用。

フロントに配置されたポケットの上部両端には革の補強が施されている。三角形というデザインも相まって、ウエスタンなムードが漂う。

リーバイス社が鉄製リベットの特許を取得した1年後の1874年に革による補強の特許を取得したのが「グリーンバウムブラザーズ」だ。

【問い合わせ】
ウエアハウス阪急メンズ東京店
TEL03-6252-5421

(出典/「Lightning 2025年10月号 Vol.378」)

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みなみ188
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みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
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