こんな後ろ姿で旅をしたいのです。「ヴァスコ」のレザーダッフルバッグ

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「これまで写真を撮る行為に対する興味はほぼゼロだったんですが、子どもの成長とともにムクムクと。レンズを取り替えながらカメラを操作する楽しみに開眼!」と語る編集・おすぎ村がお届け!

ヴァスコのレザーダッフルバッグ

子育て真っ最中、しかも多子家庭なので、旅とは少し距離を置かざるをえない。各種の値上げに加え、海外だと為替の影響も手伝って、どこへ行っても出費がかさむことは明白。我が家にとって旅はそこまで簡単じゃない。直近の目標は「家族全員で海外旅行」だけど、ひとり旅への憧れも募るばかり。少ない荷物で目的地を決めずにぶらぶらと気の赴くまま、なんて考えただけでうっとり。当分そんな旅はできないけれど、気持ちだけでも満足させてくれるとしたら、相棒はこれしかない。

「旅」をコンセプトにしているだけあって、バッグそのものが旅情をそそるレザーダッフルだ。なんといってもワンショルダーが渋い。実用性だけ考えたらナイロン製の大容量リュックの方がいいのはわかっているけれど、大人の男のひとり旅はこんな後ろ姿でありたい。

いまどきはイケおじや若見えを目指すほうが主流なんだろうと思うけど、ツイードのコートとレザーダッフルの組み合わせは大人の男の特権! 本を数冊と最低限の着替えを携えて温泉地でのんびり。名跡や名建築を歩いて巡り、バケットハットをくちゃくちゃにしながら脱帽し、旅先で出会う見知らぬ人との会話を楽しむ。いまはそんな旅の妄想のみを詰め込んでいる。

フルベジタブルタンニンのカウレザーを丹念に手染めし、たっぷりのオイルと独自の加工技術で仕上げたヴァスコのレザーは、唯一無二の表情。写真のキャメルのほか、ブラック、ブラウン、サンド、グレー、オリーブの計6色展開。現在約1年待ちでオーダー受付中。W27×H55×D27㎝。7万9200円(アンカーミルズストア TEL03-6454-0977)

右写真の開口部だけでなくサイドジッパーからもメインコンパートメントへアクセスできる。ボンサックの使いづらさを解消。

各国のミリタリーバッグをイメージソースとし、大きな開口部は折りたたむようにしながら特殊な金具で留める仕様。

電車の網棚や車の荷台などバッグをちょいと持ち上げる際に使いやすいのが、このハンドル。もちろんオールレザー。

ジッパーを開ければ、中は厚手のコットンキャンバスを使用したライナー。明るく見やすい赤茶がレザーとよく似合う。

(出典/「Lightning 2025年4月号 Vol.372」)

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おすぎ村
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おすぎ村

ブランドディレクター

『2nd』のECサイト「CLUB-2nd」にて商品企画・開発を担当。貴重なヴィンテージをサンプリングした人気ブランドへの別注などを世に送り出している。2nd、Lightningの元編集長にして現在は2ndのブランドディレクター
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