1.他の牛革とは一線を画すオリジナルレシピで開発されたオイルドキップレザー。|天神ワークス_FJ01 C’MAN CREW JACKET
1960年代ごろのU.S.NAVYデッキジャケットをベースに、上質でソフトな仔牛の革、キップレザーを使用した防寒性に優れたジャケット。キップレザーとは、生後6カ月〜2年までの中牛革を指し、キメが細やかで銀面は美しく、かつ堅牢性も備えた希少なレザー。それにオイルを加え、ドラムで叩くことで耐久性と堅牢性を増したオリジナルレザー“oild kip leather”を開発。ライニングにはヴィンテージと同じくボアを採用し、ナイロンにレーヨンを加えた擦れに強いものにアップデートされている。カフスの内側には内リブも装備している再現性も秀逸。20万3500円(天神ワークス TEL03-3870-8658 https://tenjinworks.com)
2.ラフウェア社のA-2をベースに日本人の体型に合うシルエットに!|DOUBLE HELIX_Type A-2 Flight Jacket
ワーク、ミリタリー、スポーツなどボーダレスに、歴史的にも銘品として語り継がれ愛されてきたヴィンテージクロージングをレザーで表現するダブルヘリックス。王道とも言えるフライトジャケットのA-2はブランドの代表作でもある。当時のコントラクターとして知られるラフウェア社の23380モデルをディテールベースにしながらも日本人の体型に合わせてタイトに絞り、オリジナルで仕上げたパターンは業界内外でも評価が高い。高品質なレザーを使用するのはもちろんファッションとして昇華したA-2は必見だ。18万7000円(ダブルヘリックス japan_official@doublehelixworks.info)
3.ブラックで統一されたクラシックかつモダンなA-2。|Buzz Rickson’s_BR80596 WILLIAM GIBSON COLLECTION Type BLACK A-2
コントラクターのラフウェア社が製作したA-2をベースにWILLIAM GIBSON COLLECTIONのブランドカラーでもあるブラックで表現されたモダンな1着。マテリアルに使用する革は、ベジタブルタンニングで熟成された上質なホースハイドを採用し、セミアニリンによる仕上げが施された特有の光沢が目を惹く。馬革の芯は天然素材ならではの自然な色が残された、いわゆる茶芯レザーになるため、着用による擦れや皺などにより、革表面のエイジングが進むと茶色の下地が現れるのもこのモデルならではの魅力となっている。25万3000円(バズリクソンズ[東洋エンタープライズ] TEL03-3632-2321 https://www.buzzricksons.jp/)
(出典/「Lightning 2024年12月号 Vol.368」)
Text/T.Itakura 板倉環 Photo/S.Omura 大村聡志
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