エスカレードのハイパフォーマンスモデルをさらにチューニング。
キャデラックのエスカレードといえばアメリカ車屈指のラグジュアリー・フルサイズSUV。そのなかでもVの称号が付くハイパフォーマンスモデルが元々存在している。
メーカーが販売するこのモデルは6.2Lスーパーチャージャー付きの6.2L V8エンジンで682馬力を発生させるという仕様。はっきり言ってそれでも十分に力持ちで威張れるモデルであることに誰も異論はないけれど、ヘネシー・パフォーマンスはそれでも満足しない。
このモデルをベースに、エンジンから手を入れて25%増の850馬力にアップグレードしたコンプリートカーを完成させた。
「H850 Escalade-V」と名付けられたこのモデルは、市販されるフルサイズSUV市場で最速&最強のモデルに君臨することに。
元来、暴力的なスペックを持ったマッスルカーなる独自のカーカルチャーを持ったアメリカならではの「そこまでやるか」なチューニング。力こそ正義だというクルマ好きのために100台が生産される。
スポーツカーではなく、SUVでスーパーカーに匹敵する走りを実現させるスリーパー(羊の皮を被った狼という意味)なスタイルこそ、ヘネシーパフォーマンスならではの遊び心なのだろう。
この巨体でいかにも速そうなスタイルのスポーツカーをぶっちぎるなんていうシーンがこのクルマでは演出できるってわけだ。
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