革の悩みはザ・レザードクターズで解決!
ザ・レザードクターズを手掛けているのは、兵庫県・姫路にあるユニタス ファーイースト。そもそもユニタスとは革の本場イタリアにあるレザーケアのブランドで、イタリアではタンナーが新しい革を開発すると、その革にあったメンテを考えてもらうために、まずユニタスに持ってくる、と言われるほどの影響力を持っている。ユニタス ファーイーストは、そのユニタスのアジアを統括する会社なのだ。
ユニタス ファーイーストでは多くの卓越した職人を抱え、革のリペアを行っている。革本来の風合いを引き出す「レザースパ」や、染め直しやシミ消しなどのいわば「外科手術」まで、その“治療”方法は多岐にわたる。ユニタスは、実はJALなどのエアライン会社の革シートのメンテなども行う「革のエキスパート」。傷んでしまった革も、彼らの手に掛かれば新品のように甦るのだ(もちろんケースバイケースだが)。革でお困りのあなた! 是非ザ・レザードクターズの門を叩いてみてはいかがだろう。
【ポイント①】革ジャンを甦らせる。
経年により、色が擦れてしまったオレンンジカラーのシングルライダース。こちらも、ザ・レザードクターズの手に掛かれば、新品のように甦る。まずマスキングをして余分なところを隠したのち、表面に塗布されていたトップコートをリムーバーで落とし、新たに色を載せていく。難しいのが色の調合。このオレンジを再現するために、5色の塗料を混ぜ合わせて色を作っている。
【ポイント②】バッグだってお手のもの。
女性用のバッグも、ザ・レザードクターズにはよく持ち込まれるという。まずは専用クリーナーで洗い、その後に色付けしていく。このバッグは、角の色が擦れて落ちてしまっているので、水性塗料を手で塗布して色を入れ、その後、ドライヤーで乾かしていく。乾いたら、アイロンを用いて角を馴染ませていく。こうすることで肌触りも良くなり、触った時のチクチク感もなくなる。
【ポイント③】家具だって修復します。
ザ・レザードクターズは、なにも革ジャンやバッグ、ブーツを修復するだけじゃない。ソファや椅子など、レザー製であればなんでも修復するのだ。エアラインやBMWをはじめとする自動車メーカーのレザーシートのメンテも手掛けるユニタスだからこそできるワザ。写真は革製の椅子の修復作業。使用するのは水性塗料だ。1回塗料を吹き付けた後にヤスリで磨いてツルツルにし、さらにもう一度吹き付けるという。こうした細やかな仕事が、ザ・レザードクターズの真骨頂なのだ。
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