オーナーとともに半世紀走り続けてきた、オリジナル塗装の残る2000GT

  • 2024.05.04

とかくGT-R仕様のドナーにされがちなグレードのGTだが、本個体は震災を潜り抜け、令和の時代までサバイブしてきた1台。実際に乗られてきた個体なので、車内は完全オリジナルではない。しかし、そういった個体だからこそ、置物ではないリアリティが感じられる。光り輝くハコスカのブルーは、まるで澄んだ冬の青空のように美しい。

1970年に登場した2ドアハードトップ

デビュー当初は実用的な4ドアセダンからスタートしたスカイラインは、’70年によりスポーティな2ドアハードトップをラインナップに追加する。これは単純にドアの枚数を減らしただけでなく、6気筒を搭載するために長くなってしまったホイールベースを適正化する目的で、70mm短縮している。つまり4気筒のセダンから比べて、ロングノーズ&ショートデッキ化されたということだ。

4ドア時代と比べると、フロントグリルの意匠も変更され、シンプルなメッシュグリルとなった。いっぽうのリア周りはテールランプ間にガーニッシュが備わるのが特徴

スカイラインGTの2ドアハードトップは誕生する。これに合わせてGT-Rも2ドアハードトップをベースとすることとなり、一躍人気の車種となるのだ。

GT-Rのようにフェンダーアーチを拡大されていないため、スカイライン特有のサーフィンラインが美しい。足回りは14インチのスティールホイールが標準となる

ここに紹介するのは、’72年式の2000GTで、補修部分はあるものの新車当時のオリジナルペイントである純正色のブルーメタリックを残した一台だ。

側面から見ると2ドアハードトップがセダンに比べてロングノーズ&ショートデッキ化していることがよくわかる

関西在住の初代オーナーが半世紀近く大切にもち続けた車両で、一部再塗装をしているリアトランクは、なんと阪神淡路大震災の際に物が落ちてきて傷ついた箇所だという。点検記録簿もすべてそろっており、現在まで車検を欠かさずに受けてきたことが判明している。ロッキーオート渡辺代表もこれほどまでにオリジナルを維持し、車歴が判明しているケースは珍しいという。

俯瞰してみると、ルーフ面積が狭く、前後のガラスがかなり傾斜した形になっていることがわかる
ミラーはクロームメッキ仕様となる
フロントフェンダーに装着するサイドウインカーはGT-Rと共通
ドア下にはロッカーモールがある
CピラーのSバッジは共通
ガーニッシュ上に2000GT独自のエンブレムを装着
リアトランクのSKYLINEエンブレムはブルーの刺し色となる
LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部