「欲しかったけど買えなかったもの」をついに手に入れた。「BILTBUCK」のグリズリージャケット

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「新幹線でこの原稿を書いてるんだけど、新幹線って案外揺れるのね(笑)。ビールでも飲みたいな〜と思ったけど車内販売もない。名古屋着いたらビール飲も!」と語る革ジャンの伝道師モヒカン小川がお届け。

BILTBUCKのグリズリージャケット

2013年の発売から10年目を迎えるビルトバックのグリズリージャケット。今回、直営店限定で、スペシャルバージョンの熊ジャンが登場した。レザーも牛脂とワックスで仕上げ、プレスをかけて艶感を高めた渋鞣しの馬革を採用し、ムートンも最高級のものを使用する。24万2000円(アトラクションズ TEL03-3408-0036)

なんとなく欲しいな〜と思っていながら、なかなか買えないものがある。俺の場合、例えば「ルンバ」。あったら便利だろうな……といつも心の片隅で欲しいと思ってるんだけど、ぶっちゃけ無くても困らない。掃除を掃除機任せにするなんて、人類もいつか滅亡するぜ、なんて自分自身に言い聞かせながら、いまだに買えていない。ちなみにスーパーの入り口にある焼き芋も、俺にとって「欲しいけどなかなか買えない」もの。甘い匂いを嗅ぐと欲しくなるんだけど、そこから取ってレジに持っていくほどでもないのよね、そして案外高い(笑)。

実は革ジャンの中にも、「欲しいと思っていながら、なかなか買えないもの」が存在する。それが熊ジャン。別に熊ジャンをルンバや焼き芋と一緒にする気はないし、かっこよくて着てみたいんだけど、それを買うよりも前に欲しい革ジャンが出現しちゃう。熊ジャンは女子ウケもぶっちゃけそんなに良くないし。何度か熊ジャンを買おうと決意したことはあるが、その金は全てダブルライダースへと姿を変えた。まぁダブルも女子ウケはよくないけど(笑)。

しかし私モヒカン小川、この度マジで熊ジャンの購入を決意した。それがこれ。熊ジャンを作り続けているビルトバックから、スペシャルモデルがリリースされたのだ。ムートンは俺好みのオリーブカラー。カフスなどのボタンは水牛ボタンを使用。革の仕様も変えていて、馬革の艶感も素晴らしい。革ジャンを着るようになってから35年。ようやく熊ジャンに辿り着いたよ。

長く熊ジャンを作り続けているビルトバック。同ブランドのアイデンティティと言っても過言ではない。最高級のムートンを使用し、触り心地も極上
モヒ小川が惚れたのは、ムートンの質感と上品なオリーブカラー。一見着こなすのが難しそうだが、あらゆるコーデにマッチする
通常の熊ジャンでは千鳥格子のライニングだが、スペシャルモデルはバッファローチェックのコットンライニングを採用する

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年5月号 Vol.361」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

Pick Up おすすめ記事

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...