日本に導入されていないVWのピックアップモデルAmarok(アマロック)。
VWといえばタイプ1(ビートル)を始め、日本でも馴染みのあるメーカー。事実、日本国内の輸入車のなかでも常にトップクラスの販売力を誇っているけれど、実がすべてのモデルが日本に導入されているわけではないのだ。
そのなかでも気になるのが本国には商用車を主に製造、販売するVWコマーシャル・ヴィークル社で製造されているAmarok(アマロック)なるモデル。
これはミッドサイズピックアップトラックのカテゴリーという位置付けで販売されるVWが製造するピックアップの主力モデルなのだ。実はヨーロッパでは人気モデルで、商用ベースのシンプルなモデルから、乗用ベースの上質なモデルまで用意されている。
その歴史はまだまだ浅く、登場は2010年モデル。新型は2022年モデルにフルモデルチェンジした2代目モデルへと進化した。
で、何でこのモデルをあえて紹介しているのかというと、この最新型アマロックは、フォードとの提携にとって共同開発されたモデルということ。
兄弟車となるのはフォードのミディアムサイズのピックアップモデルになるレンジャー。ピックアップトラック大国アメリカのノウハウと、VWの培ってきた技術が融合したモデルと聞けば気にならないはずがない。
顔つきもピックアップトラックながらキリッとした現代欧州車らしいアーバンなデザイン。サイズ感も日本の道路事情でも取り回しは問題無いサイズなだけに、正規輸入では日本未導入なのが残念でならないモデルのひとつなのである。
ピックアップトラックの需要が少ない日本にいることが残念でならない。
欧州車らしいデザインがは働くクルマをモダンに見せる。
ヨーロッパでもピックアップトラックは商用だけでなく、趣味のクルマとしての需要が高い。キャンプやハンティング、それにフィッシングなど、昔ながらの趣味を満喫する週末の相棒というケースも少なくない。そんな需要にもしっかりと応えてくれるのがアマロックなのである。
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