数多くの車両が並ぶストックは国内トップクラス。
元々オーダーメイドの高級車メーカーだったアルファロメオが、戦後、高性能な量産車メーカーとしてスタート。’60年代になると、当時としては高性能だったDOHCエンジンを搭載し、ツーリングカーレースなどで高い評価を得るようになる。この後もアルファロメオは高性能車をリリースし続けているが、この時代のアルファロメオは特にファンが多く世界中で大きなマーケットが存在している。
今回紹介する神奈川県のデルオートは、そんなFR時代のアルファロメオを中心に取り扱う専門店。’75年創業というから、間も無く半世紀を迎える老舗ショップだ。車両販売はもちろん、修理やエンジンのオーバーホールまで幅広い作業を得意とする。
1968 Alfa Romeo Giulia GT1300 Junior
105系ジュリアの2ドアクーペ版として`63年に登場したスプリントGT。ボンネットの前端に段差があることから、「段付き」の愛称で呼ばれており、そのボディデザインはベルトーネ在籍時代のジウジアーロが担当した。
スプリントGTシリーズには、高性能な1.6リッターエンジンが搭載されたが、その廉価グレードとして1.3リッターエンジンを搭載し、`66年に登場したのがGT1300ジュニアだ。
取材車両は本国仕様の並行輸入車で、デルオートにて過去にレストアされた`68年式のGT1300ジュニアだ。ボディは美しくレストアされており、50年以上前のヴィンテージカーであることがウソのようなコンディションとなっている。外観は基本的にオリジナルだが、唯一ホイールのみGTA用マグホイールのレプリカを装着。
エンジンは前述の通り1.3リッター。純正でウェーバーのサイドドラフトキャブレターを二連装し、89馬力を発生する。これに5速マニュアルが組み合わされる。
【スペック】
全長:4080mm
全幅:1580mm
全高:1320mm
ホイールベース:2350mm
エンジン:直列4気筒
排気量:1290cc
燃料供給方式:キャブレター
駆動方式:FR
乗車定員:5名
価格:682万円(税込)
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