【東京クラフトビール図鑑】団地の中にあるブルー居酒屋「ガハハビール」(南砂)

江東区に、団地の中にあるブリュワリーがある。オーナーの豪快な笑い声が店名の由来という「ガハハビール」は、ブリューパブだが居酒屋のように仕事帰りに夕食がてら気軽に寄れる。元料理人がふるまう料理も評判で、それに合わせるビールも種類豊富。常に笑顔の客で賑わっており、近隣住民でなくても頻繁に訪れたくなる店だ。

肩ひじ張らずに居酒屋感覚で寄れる、団地の中の憩いの場。

子どもが元気いっぱいに駆け巡り、母親たちは井戸端会議に花を咲かす。そんな日常的な団地の中でガハハビールは営業している。

店主の馬場さんは、料理人として飲食業界に長く身を置くうちに、料理が手作りならビールも手作りで提供したいという想いが募り、醸造のノウハウを学ぶためにブリューパブへ転職。そして、2015年にガハハビールをオープンさせた。

カウンターが6席、テーブルが20席の店内。11時から営業していて、ランチの定食も人気メニューのひとつ。しかも、定食のライスをビールに変えられる!

「クラフトビールをもっとデイリーな飲み物にしたいと思っています。この場所を選んだのは、ここらへんが地元なので、この団地にも馴染みがあるんですよね」

自家醸造したビールは、7から9種類ラインナップ。クラフトビールをはじめて飲む人にもわかりやすいように、店内の黒板メニューには“ニガめ”や“飲みやすい系”とシンプルなひと言でも表現している。

キッチンの奥に設置されているタップ。そこに7種類から9種類の自家製クラフトビールが並び、残りのタップはゲストビールを入れ替えている。150ℓを週に2回ほど醸造

取材日は18時前に満席。家族や年配、サラリーマンといった幅広い客層が、地元はもちろん遠方からも訪れ、賑やかな笑い声を団地に響かせる。

店内の奥にある小さなスペースで醸造。客席から見えるようにガラス窓が設置されているので、仕込みのタイミングで来店すれば、醸造過程を見られる

「GAHAHA BEER」で飲みたいビールとフード。

ダンチエール

看板メニューを目指し、オープン当初に開発したドリンカブルな一杯。モルトのブレンドを工夫したことによって味わい深さを表現した。

マーシーIPA

飲み口はすっきりとしながら、多めに投入したホップの香りを強く感じさせる。口に含んだ瞬間から後味まで残る、心地いい苦味が特徴。

炭焼きポーター

香ばしい香りが漂う、ゴクゴク飲める季節限定の黒ビール。色付き麦芽をブレンドに使用した。ほのかな麦の甘みが、後から口の中に広がる。

2㎝カツカレーあたま

スパイスが効いたカレーに2㎝厚のトンカツを乗せた、カツカレーのご飯抜き。程よい辛さとトンカツがビールと合う。

このお店をブリューパブならぬ、ブリュー居酒屋と馬場さんが自ら呼ぶように、日本酒や焼酎などのお酒、刺身や唐揚げなどの料理が揃っているのが特徴。

【DATA】
ガハハビール
東京都江東区南砂 2-3-16 南砂2 丁目住宅商店会
TEL03-6659-7043
営業/11:00〜22:00
休み/月曜

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2019年8月号増刊 東京クラフトビール」)

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