機能的じゃないのに、なぜ心地良いのだ? 「XEROSHOES」のGENESIS
きっかけは駒沢オリンピック公園を走っているときにサンダルで走る人を見たからだ。その時は夏に走る時に涼しそうだなぁぐらいにしか思わず、その後ネットで「サンダル ランニング」と検索すると“ベアフットランニング”という文字が目に留まる。
調べるとランニングシューズに頼らず裸足で走ることで、人間本来の機能を取り戻せるらしい。ん? なんだこれ。どうやらランニングシューズは脚への衝撃を吸収するように特化しているが、逆に人間が本来持っている筋力や機能を失わせているらしい。脚にどれくらいの負荷や衝撃が掛かるのかなど、クッション性の高いランニングシューズは本来脚が感知すべきこれら衝撃をごまかしてしまう。
でも裸足(に近い状態)で走ることで接地時の衝撃や筋肉を強く意識するため、走り方の偏りや癖を発見でき自然と脚の動作が見直され、最適なランニングフォームになるという。
ほう、なんだかゲーム感覚で面白そうじゃん。ということでゼロシューズのジェネシスを購入して現在挑戦中。もうね、目から鱗ですよ。いかに自分が脚を上手く使えていなかったかを自覚。そしてふくらはぎが超痛い。さらに足裏の皮がズル剥け……。まだまだ修行はこれからって感じ。でもね体幹が頗る良くなったよ(笑)。




(出典/「Lightning 2023年10月号 Vol.354」)
Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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