ほどよいフェードカラーのゆるさがポイント。 “フェード&クラッシュ”なシャンブレーシャツ。

ワークシャツの定番生地で、パリっとしているときは上品な雰囲気もあるのに、いざ色が褪せると途端にヒッピー感すら味わえるのがシャンブレーという生地。この生地は褪色してこそ、真の魅力が味わえる素材だ。そんなシャンブレーシャツを、ゆるくてかっこイイ「フェード&クラッシュ」をテーマに人気の古着店で探してみた。

1.’30 年代のJ.C.PENNEY製。

ヴィンテージとしての価値が非常に高い1930 年代のJ.C.PENNEY製。チンストラップ、メタルボタンを装備する。戦前のものはもう絶滅寸前!? エイジングして迫力もUP! 12万8000円(グリーフル原宿店 TEL03-6427-6039)

2.UNCLE SAMの’40年代製。

UNCLE SAMの1940年代製の厳つい仕様の1着。カフスを取ってゆるくカスタムしているのは、後年にヒッピーがやったのかも。褪色して2トーン調になっているのもカッコイイ! 9万4600円(ピッツ TEL03-6447-4324)

3.『POWR-HOUSE」の’50年代製。

MONTGOMERY WARD のブランド『POWR-HOUSE」の’50年代製。シンプルなデザインのシャツだが、肩から裾にかけてフェードした風合いが最高にカッコイイ! 2万1780円(バックストリート TEL042-720-0355)

4.’70年代のBIGMAC製。

右とほとんど変わらないが、こちらは’70年代のBIGMAC製。ラベルはかなりチープになったけどコットン100%素材。でも生地感は少しライトな風合いになったので、さらにカジュアル。6980円(ロンガブ TEL03-5377-0558)

5.「Homesteader」の’50年代製。

こちらもMONTGOMERY WARDが展開していたブランドのひとつ、「Homesteader」のもので’50年代製。首元の褪色やブリーチ痕と思われる腹部の褪色も雰囲気がすごくイイ。1万9580円(ガソリンTEL03-6454-6310)

6.リーバイスの’70年代製。

コットン100%のリーバイスの’70年代製。これはファッションとして作られたもので、当時このように刺繍カスタムが流行。この個体はかなり上手に施されている。センスも抜群!7980円(ロンガブ TEL03-5377-0558)

7.「THRIFT QUALITY」の’50年代製。

MONTGOMERY WARDのブランド「THRIFT QUALITY」の’50年代製の1着。襟周りや袖先のダメージや退職した生地によって全体の雰囲気はかなり仕上がっている。3万2780円(バックストリート TEL042-720-0355)

8.’50年代のBIGMACのショート丈モデル。

カスタムではなくユニフォーム的に作られた珍品。ポケットにはダイヤ型のステッチ、裾にもボーダーの飾りステッチ入り。5万4780円(デザートスノー 千葉 TEL043-225-9600)

9.’50年代のLeeのブラックシャンブレーシャツ。

お馴染みのライダースらしいスタイリッシュな胸ポケットだが、それ以外にウエスタン要素はなく、ワークシャツとして作られたもの。5万2800円(ジャム TEL042-723-8284)

10.米海軍の’60年代製半袖シャツ。

半袖にカスタムされている。開襟仕様なので、今年は特にファッションとしてオススメしたい1着だ。フェード感もたまらない! 1万7600円(ステップアヘッド TEL03-6379-4394)

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年10月号 Vol.354」)

この記事を書いた人
ADちゃん
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ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
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