ビーチからダートまで、ATVで道なき道をぶっ飛ばせ!

  • 2023.10.12

バイクとクルマが混ざったようなデザインと強そうな足周り。ATVは道なき道を走ることを目的に開発された乗り物だ。発祥の地アメリカでは海や山を駆け巡るレースが大人気。新たな趣味として、ATVでアドベンチャーライドをしてみるのはいかが?

全地形に対応する小型ヴィークル。

ATVはAll-Terrain Vehicleの略で、「全地形対応車」を意味する。もともとは’61年にカナダで開発された「Jiger」と呼ばれる水陸両用の小型6輪車が起源とされている。その後、’67年にホンダから発売された3輪モデルのATC90が爆発的に売れブームとなった。当時の映画007の『ダイヤモンドは永遠に』では、ジェームズ・ボンドが劇中で使用していたことも人気に拍車をかけた。

ATVは車体への衝撃を吸収しやすくしたバルーンタイヤを装着し、走破性が高いことが特徴。特にアメリカ、カナダでは、山間部への移動や農耕用に使われ、さらにレクリエーションとしてレジャーやレースなどにも使われてきた。

’80年代後半からは、日本を含む世界全体でレースが盛り上がりを見せる。車体の進化や安全性などから、3輪から4輪になり、今に続いている。

そんな中で、最も歴史あるレースは「BAJA1000」と呼ばれるメキシコのバハ半島をティファナからラパスまで、1530キロの道のりを一気に走り切るレースだ。海沿いの海岸をアクセル全開で走ったり、山岳部のガレ場を登ったりとかなりハードなレースとして知られている。

でもATVって「海外でしか乗れないのでしょ?」と思う人もいるはずだ。もちろん、日本でも乗れる場所はある。ATVであれば、ミニカー登録された50㏄の車両から、全日本のレースに出る本格的な大排気量ATVなど目的に合わせて楽しむことができる。

気になるATVの車両を紹介!

HONDA Talon 1000R

ゆったりと座れるシートに、バイク用エンジンではおなじみとなったDCTを採用。エンジンは999㏄となり、紹介するなかでは一番排気量が大きい。荒れ地でも進める強力なトルクはアドベンチャーツアーなど、幅広く使われている。

HONDA FourTrax Recon

250㏄のエンジンを搭載し、トルクやパワー重視のATV。レジャー施設などで必要な積載や牽引などで活躍するほか、トレイル、牧場などでの運搬など作業車としての役割を担っている。バック機能もついているので、Uターンの心配もない。

HONDA TRX250X

レースからレジャーでの施設移動など、幅広く使えるミドルクラスATV。229㏄のエンジンは空冷で、バイクと同じようにクラッチ操作が必要だ。ホイールベースも約112cmとコンパクト。加速感やスピードを求めるならオススメだ。

KAWASAKI BRUTE FORCE300

日本でも購入できる数少ないATVのFORCE300は、271㏄のオートマチックエンジンを搭載。ハンドル操作もアクセルとブレーキというシンプルな仕様だ。公道走行は不可だが、オールテレーンヴィークルとして活躍できる1台。価格88万円

KAWASAKI KFX50

ATVを子供でも楽しめるように開発され、ATVのレースなどでも使われている。50㏄のオートマチックエンジンを搭載し、サスペンションなどのセッティングも可能。カワサキらしいエッジの効いたデザインもレーシー。価格46万2000円

YAMAHA RAPTOR700R

ラプター700Rは「とにかくアグレッシブに走りたい!」というライダー向けのモデル。ひとり乗りになるが、レースやトレイル、砂丘などの荒れ地を完走することを目的に作り込まれている。686㏄のエンジンは9000rpmまで回る高回転型だ。

HONDA Talon 1000RS

本格的にレースで1位を取るためにホンダオフロードファクトリーレーシングチームでカスタムされたTalon1000RS。ベースにFOXのサスペンションや極限までにカスタムされたエンジンによって長距離でも問題なくレースを走りきった。

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年9月号 Vol.353」)

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